【コムドット】メンバーからの愛が深すぎて困ってます

《不審者》 ページ11

『え〜と、企画で使うもの…』


やまとから送られてきたLINEを見て足を進める



今日は撮影前なのに皆に迷惑かけちゃったから、買い出しで挽回だ！



さすがに3日連続ともなると、恐怖心が少し増えたが私のちっぽけな感情で皆の仕事の妨げをしては行けない






う〜、次の道、死角多いし人通り少ないしちょっと怖いな…


いや、でもあそこを通ったら少しだけ近道だし、我慢して通ろう




『…大丈夫』ﾎﾞｿｯ



少し震えた手を握りしめ一言呟き私は、少し怖い道へと足を進めた



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ぼんside



Aの声が聞こえたためそろそろカメラを回す



ぼん｢マネージャーのぼんです、Aを少しだけ驚かしていきまーす｣(小声)




カメラがギリギリ拾うぐらいの声量で話す



すると俺がスタンバイしてる道に入る前にAが何やら独り言を言っているのが見えた


口の形から想像するに…大丈夫…？


Aちょっと震えてね？


めちゃくちゃ怖がってるんだが




そりゃ3日間も1人の時狙われてるからな、怖いよな


うぅ、罪悪感で胸が痛む



いや、でもAのためになるんだ！



ぼん｢Aごめんっ…！｣




俺はサングラスとマスクをつけ帽子を深く被った



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ガサッ！！



『ひっ！！』


にゃ〜




な、なんだ猫か…


心臓の鼓動が大きく聞こえる



さっきまであんなに騒がしかった世界が一瞬で静かになった



まるでこの世界には自分が一人しかいないような錯覚にも陥る




ふと自分の手を見ると震えている


どんだけ感情を殺そうとしても、やはり念頭に浮かび上がってきてしまう



原因は、この静かさだけではない



???｢…｣ｻﾞｯｻﾞｯ
↑※A視点のため???表記ですが、ぼんです！！



私の後ろにいる、男性がさっきからめちゃめちゃ怪しい




私が止まったら、男性も足を止め



私が早く歩くと、男性も早く歩く



さっきまでは私の後をついてくるだけだったのだが、状況が変わった



どんどん近づいているのだ




『いや、さすがに怖いって…』(小声)



さすがの私も既に半泣きである



はぁ、こんな事なら誰かと一緒に買い出しに行けばよかった


後悔しているとふとゆうたが言っていた言葉を思い出す



〜・・・

ゆうた｢盗撮じゃすまない可能性もあるんだぞ｣

〜・・・




どうしよう…

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