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JN「せっかくだからさ、今日一日はそれで過ごしなよ。
休みの日だし、女の子って新しい服を着るとすごくワクワクするんでしょ？」
「あ、そうですね、！今日はこの可愛いワンピースで過ごそうかな…。」
【お客様、すごく良くお似合いですよ。
御来店ありがとうございました。】
綺麗な店員さんに褒めて貰えて、凄く気分がいい。
このくすみブルーのワンピースが、私に羽を生えさせたみたいに足取りが軽くて、楽しい気分になる。
JN「ふふ、すごい気に入ってくれてよかった。
Aちゃん、今すっごい楽しそう。」
「あっ、私浮かれちゃってましたか、？」
JN「そんなことないよ、ただ可愛いなって思ったの。」
チクリ、とまた胸を針で刺されたような感覚に陥る
この人はいつも私を勘違いさせるようなことを言うんだから。
勘違いしたって、何もいいことは無いのに
昨日のキスが何度も頭をよぎるけど、目の前にいるこの人は到底同じ気持ちなんかでは無いようだし。
JN「Aちゃん、次は家具行こっか！」
「…あ、はい！」
ジュンさんはだいたい場所を決めているのか、迷うことなく街並みを歩いていく。
少し歩いた先にあったのは女性向けの可愛い家具、雑貨がたくさん置かれてあるお店だった。
「ジュンさん、よくこんな所知ってましたね…すごく可愛いです、…あ、すいません！今のすごい失礼でしたかね、？」
心配してジュンさんを見るといつもの優しい顔のジュンさんがいて、優しくまた微笑む
JN「ふふっ、大丈夫だよ。
今日のために調べたんだ。良かった、喜んでくれて」
「調べてくれたんですか、わざわざ…」
JN「このお店の雰囲気絶対Aちゃんに似合うと思って」
上品なのに、どこか儚い可愛さがあるこのお店が私に似合うと思ったの…？
私とは天と地の差のように思えるけれど…
JN「…あ、ほら見て！
あの雑貨すごい可愛いよ！」
「わ、お姫様みたいですね、」
JN「買おうよこれ、記念に部屋も可愛くしちゃおう？
…あ！ちなみに言うけどお金は一切出さないでね。
俺からのプレゼントだよ」
「え、そんなまた申し訳ないですよ！自分で払いますから…」
JN「もう、いいんだってば。
気にしないで見て回ろう？そのために今日来たんだから」
毎回本当に申し訳ない、いつか必ずお返ししないと。
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作者名：なじゅん^._.^ | 作成日時：2023年3月17日 15時
