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HS「で、ここが休憩室。ロッカールームもあるからそこで制服に着替えるの」
「な、なるほど〜…」
まずい、ホテルを見て回ってしばらく経つが、広すぎて全く覚えられる気がしない。
ジュンさんの家でも迷ったのにここで私が迷わないわけが無いよね。
HS「まあ一通り見て回ったけど、どう？広いから疲れたでしょ 笑」
「はい…覚えられるか不安です」
HS「ハハッ、大丈夫！働くうちになれるよ。」
「ですね、頑張ります！」
ニコニコ笑顔のスニョンさんから言われると不安が少し無くなってくれた。
「ちょっと待ってね」というスニョンさんを大人しく待っていると、そこにあった自販機で2つ分飲み物を買っている。
HS「ほら、飲みな。」
「わ、申し訳ないです！ありがとうございます…」
スニョンさんがくれたのはこの時期限定のフルーツティー。
スニョンさんはコーヒーを持ってる。
HS「女の子って何が好きかよくわかんなくてこれにしたんだけど、大丈夫だった？」
「はい、パッケージ可愛くて美味しそうです！」
HS「良かった。なんかさ、期間限定って言葉に弱いんだよね、俺。」
「ああ、分かります。今しか飲めないって考えたら、なんか逃しちゃう気がして買っちゃいますよね、笑」
「そうなの！笑」と笑うスニョンさんは、すごく話しやすくて優しい先輩だ。
きっと仕事も爽やかにこなすんだろうな
「Aさん、制服お持ちしました。」
声のした方を見ると同い年くらいの綺麗なお姉さん。
制服を着ているから、きっとここの社員さんなんだろう
「ありがとうございます…！」
HS「じゃあ後はその人に頼むから頑張ってね、Aちゃん！」
「はい！」
スニョンさんに手を振り返していると隣のお姉さんがこちらに体を向けて話してきた
「ねえAさんって年はいくつ？？近いと思うんだけど！」
「あ、私25歳です！」
「え、嘘！私も25！」
「ほんとですか！」
さっきの印象とはなんだか違って、すごくフレンドリーな雰囲気。
SR「私、パクソリって言うの！同い年だからタメでいこーよ！」
「うん、よろしく〜！」
SR「じゃ、とりあえず着替えますか！場所は」
『パクさん、ちょっと手借りてもいいですか？』
SR「あっはい、大丈夫ですよ〜。
Aごめん！先にロッカールーム行って着替えてて！」
「あ、うん。わかった」
忙しそうに歩いていく後ろ姿を見ながらロッカールームへ行こうと足を進めたが、すぐにとめた。
「……ロッカールームどこだっけ」
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作者名：なじゅん^._.^ | 作成日時：2023年3月17日 15時
