初日 ページ25
JN「ここがホテル本店で、俺が働いてるところ。」
「うっわ、」
うんデカすぎ綺麗すぎ。
さすが本店。
JN「まずは父さんに挨拶しちゃおっか」
「えっっ、いきなりですかｯ!?」
JN「紹介しておきたいの。俺推薦だからね 笑」
ち、チビっちまうぜ
初日にいきなり支配人に挨拶とか怖すぎだろ
ジュンさんのお父さんってどんな方なんだろ、怖かったらどうしようピエン
ズンズン中に進んでエレベーターで最上階を押した後「支配人室」と書かれた部屋の前に立ったジュンさん。
JN「父さん、俺だよ。」
【俊辉か、入りなさい】
ずっしりと軸のある声。
貫禄が声からも伝わってくる
「し、失礼します…」
中に入るとジュンさんと同じように顔の整った、世間ではイケオジと言われるような人が一人座っている。
この人がジュンさんのお父さん……
JN「この人はAちゃん。今仕事が無くて大変みたいだから今日からうちで働いてもらいたいんだ。」
「パクAですっ、よろしくお願いします！」
【俊辉…お前】
うわうわうわ絶対怒られるこれ
もう社会から抹消されるう!!!!
ひぇぇ助けてぇぇぇぇ
【超いい子そうな子見つけてきたじゃーん！いいよいいよ、うちで働きなさいっ！】
「…へ？」
JN「じゃあ決定。ありがとう父さん」
【仕事内容は他の社員に教えるよう頼んどくから頑張ってね〜】
「は、はい！頑張ります!!」
いやめっっっちゃ優しかった〜
お父さんの優しさはジュンさんに遺伝してるみたい
｢ジュナ｣
いきなり声のした方を見るとホテルマンの制服を着た細い目の男の人が立っていた
JN「スニョン」
HS「君がAちゃん？」
「あ、そうです！」
いきなりちゃん呼びか。
なんだろう、ここの人達はみんなフレンドリーだな
JN「え、もしかしてスニョンが？」
HS「そうです、俺がAちゃんのお世話係のクォンスニョンです。よろしくね！」
愛想良く私に笑いかけるスニョンさんは、その笑顔から人柄の良さがにじみでている。
ジュナって呼んでたけど、親しい仲なのかな。
JN「スニョンは俺と同級生。Aちゃんは俺たちの一個下なの。」
HS「へえ〜、一個下か！可愛いね」
「へ」
この人達はサラッと可愛いという言葉を人に投げかけるのか、よくわかった。
動揺はしないぞ。うん、動揺しない。
HS「じゃ、あとのことは俺に任せてよ」
JN「…うん、よろしく」
HS「行こっか。まずはホテル案内から！」
元気なスニョンさんに連れられホテル内を歩き出した。
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作者名：なじゅん^._.^ | 作成日時：2023年3月17日 15時
