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どうしよう……
ほんとにやらかした、、
着替えくらい持ってこいよ自分…
いや、でもあの状況でせっせとキャリーバックに荷物詰める方が異常だよな。うんうん。
何はともあれ、とにかく今は着る服をどうにかして確保しないと…
作戦その1
さっきまで来てた服を着る。
急いでタオルをとって、さっき洗濯機に入れた着替えを確認。
「…ですよね〜、、」
紛うことなきベッチャベチャである。
「あ、下着は無事だ…！」
急いで下着を身につけその上からタオルを巻く。
さて、問題は…
「上の服だな…」
作戦その2
ジュンさんから借りる
まあこれしかもう私の頭で考えられる道は無いわけで。
…どうしよう。
「すっごいヤダ」
この風呂上がりのお見苦しい姿を見せる訳には行かない。
このすっぴんのっぺらぼうの顔は隠し通してみせる。なんとしてでも。
そうだ、お風呂場から呼んで置いてもらうように頼めばいいんだ！
A、作戦決行。
「あ、あの、ジュンさーん、」
このデケェ家のどこにいるか分からないジュンさんを恥ずかしさと動悸を抑えながら呼ぶ。
少しすると足音が聞こえてきたので急いで風呂場に駆け込み入口を閉める。
JN「どうしたの？」
「あのー、申し訳ないんですけど上に着る物がなくて、貸して頂けないでしょうか…」
JN「…ああ、いいよ。持ってくるからちょっと待っててね」
「申し訳ないです…」
今は紳士状態みたいだ。良かった…！！
にしても優しいよな。見ず知らずの人間を家にあげてここまでもてなしてくれるとは。ありがたやありがたや。
お風呂場で謎に手を合わせているとまた聞こえてきた足跡。
JN「ここに置いとくから着てね〜」
「ありがとうございます、助かりました！」
ジュンさんが去った足音が聞こえたのでお風呂場から出ると、確かに目の前にTシャツが1枚。
……ん？Tシャツ1枚？？
ぎょ、ぎょえええぇぇえええええっっ！！！！！！
さっきの言葉前言撤回。
ほんっとS極まりない悪魔だ。
え、なんで？？？
普通こういう時は上下持ってくるんじゃ、？？
…まあでもいかんいかん。
せっかく持ってきてくれたのに文句つけてはダメだ。
…とりあえず着てみよ。
「わ、サイズおっきい、」
元々私は小柄なので背の高いジュンさんのTシャツは私のワンピースくらいにはなった。
で、でもこれ1枚でジュンさんの前に行くの、？
え、嫌なんだけど、恥ずかしいんだけど。
ここは女A、勇気を出すべきだ！
よし、行ったるわ！！
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作者名：なじゅん^._.^ | 作成日時：2023年3月17日 15時
