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「あのー、ジュンさん？」
JN「ん？」
「私、お風呂入るので…」
JN「どうぞ」
いやどうぞじゃないんだわ。
え、この人正気？普通の人？
「いやいや、あの服ここで脱ぐんですよ」
JN「…居ちゃダメ？」
「ダメです」
JN「絶対？？」
「ダメです」
JN「ちぇー、一緒に入ろうと思ったのに」
い、ぃぃぃぃ一緒！！？？
そんな事出来るわけないだろっ！！
何言ってんだこの様子のおかしいイケメンは。
「何言ってるんですか！初対面ですよっ！！」
JN「え、初対面じゃないじゃん」
「え…」
まさか、この人あの銀行であった日のことおぼえてる？
そんな、私イケメンに覚えられるような主人公キャラじゃないんだけど？？
バリバリのモブなんだけど？？
「…もしかして覚えてるんですか？銀行であった日のこと…」
JN「当たり前じゃん、覚えてるよ。殺されかけてた子でしょ？」
なんか言い方がすごいな。
まあそうなんだけどさ、、
「私の事なんか覚えてないと思ってました…」
JN「俺は、Aちゃん見た時可愛い子だなって思ってたよ？」
「えっ？？」
JN「綺麗だなって」
…嘘だろ？
あの振られた上に職失った直後の私を可愛いって思ったの？？
この人たぶん盲目なんだ
きっとそうだよ。A、期待はするな。
「…ん〜もうっ！！とりあえず出てくださいっ！！」
いつまでたっても出ていかないジュンさんの胸を押して無理やり押し出した。
と思ったのに、またその両手を掴まれる。
JN「嬉しい、初めて触ってくれた。」
「…ちょっとジュンさんっ、」
JN「反応見てたらわかるけど、ほんとに経験ないんだ」
やっばい、ちょー悔しい。
なんだよそれ…あなたがイケメンだからでしょーが！！
「もうっ、早く行ってください、！」
JN「んふ、わかってる。 何かあったら呼んでね〜」
やっと行ってくれた…。
ほんと印象が変わりすぎて着いてけない…
紳士な神様だと思ってたのに、今はＳっ気のある悪魔にしか見えない……
「…ていうか、お風呂広っ、きれーい…」
ピカピカしたバスタブに心を躍らせながらすごくいい時間を過ごした。
「ふー！すっごい気持ちよかった！」
シャンプーやらリンスやら全部高そうなものばかりで使うのは少し戸惑ったけど、すっごくいい匂いがした。
…ジュンさんの匂い。
……って気持ち悪っ、自分も変態じゃねえか！
人のことは言えないな……
「…あっ」
やっばい、すごい重要なこと忘れてた
「…着る服が、無い、」
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作者名：なじゅん^._.^ | 作成日時：2023年3月17日 15時
