人生オワコンの私、拾われました (ページ1)

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オワコン人生までの経緯ページ1

「っかぁ〜!!なーんでこんな人生送んなきゃ行けないわけｰ!?」

私、A。

こないだ25歳になったばかりの女。

ちなみに今日、無職になりました

ただいま居酒屋でヤケ酒中。

こうなった経緯を今から話そうと思う

2日前__

今日は私の誕生日。

今は3年付き合ってる彼氏のテウォンの家に向かってる

いつもは頼りないけどいきなり呼ばれたからサプライズ…とかあったりして、？

まあ、期待はしないでおこう

そう言いつつルンルンな私をこの後奈落の底に突き落とすかのようなことが起こる。

ピンポーン

……あれ、いないのかな

ドアを捻ると空いている様子。

まあ、彼女だし。
先に上がってても怒られないかな。

「テウォナ、入るよ〜」

そう言って下を見る

赤いヒール。
それがどんなことを指すのか私は信じたくもない。

恐る恐る部屋に上がったはいいものの、リビングの電気は着いていないようで。

はあ、なんでこんな時に限って寝室の電気がついてる訳？

「テ、テウォ【テウォン、彼女さん大丈夫なの〜？今日誕生日って言ってなかった？】

声をかける前に聞こえてきた女性の声。

『そうだっけ？あいつの誕生日とか忘れてたわ笑』

バタっ、

手に持っていた荷物が滑り落ちる
力が入らない。

【ちょっと、テウォン！】

『……あ、A、いやこれは』

言葉なんて聞きたくない。

溢れる涙を押し殺して走って家を出た