検索窓
今日:2 hit、昨日:31 hit、合計:107,972 hit

ページ38

JN「人って、いきなり変わることは出来ないものなんだよ。焦る必要なんて、どこにもないよ」



まただ。


この人も苦しいはずなのに、そんな仕草はひとつも見せずにまた私を元気づけた。





「…ジュンさんは、本当に物事をよく見てますよね。私が絶対に思いつかないような素敵な考え方ができる。」

JN「なに、褒めても何も出ないよ?笑」



沈む夕日の中で、私たちの影がより鮮明に移る砂浜を眺めながら微笑む



「もう色々と頂いてますから」



そう、色々と。
物はもちろん、大切なことに気づかせてくれたり、メンタルケアまでしてくれたり。


もはやジュンさんはお母さんみたいだ、なんて考えて笑ってしまう






JN「何、なんかおかしいことでもあった?笑」

「…いや、なんでもないですよ」



さっきよりも明るい表情で答えるとそっか、と立ち上がったジュンさん。



JN「よし、帰ろっか!」

「はい!」




砂場に私たちの足跡を残して、再び車で家路についた









帰宅してからスマホを見ると、メッセージが2件届いていることに気づいた。




【テウォン】




送り主の名前を見ると、確かにそう記されていた






ごめん、いきなり連絡して自分勝手なのはわかってる




明日どうしても話したいことがあるんだ。
Aの荷物もあるから取りに来るついでに話せないかな








「…なんなの今さら。」


そうは言っても、荷物は取りに行きたいし。
何の話かも気になるし。




そう言いがかりをつけて私は明日、テウォンに会いに行く事にした




自分でも呆れてしまうけれど正直に言えば、多分私は僅かな希望を望んでいたんじゃないかと思う

期待→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (186 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
771人がお気に入り
設定タグ:SEVENTEEN , セブチ , Jun   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:なじゅん^._.^ | 作成日時:2023年3月17日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。