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JN「…もしかしてAちゃん、雷怖い?」
半泣き状態で首だけ縦に振る。
ほんと25の女が情けない。
JN「ふふ、可愛いね。一緒に寝る?」
「…!?!?!?」
なんだこの爆弾発言は。
今日ちゃんと知り合った男女が一緒に寝るだって??
ありえないありえないありえない…!!
「いや、でも迷惑かけますし」
ドカーンッッッ!!!!!
「ひっ、!」
おい、喋らせろ雷。
黙らせるように被せるな。
JN「ほら、無理してるじゃん。大人しく着いてきて。」
「…ほんとに、申し訳ないです。床で寝ますから…」
JN「いいんだって。俺は全然嫌じゃないよ」
そう言ってくれて、私の手を引いて歩き出す。んだけど、
ドカーンッッッ!!!!!
「わッ、ごめんなさいほんとにむりでっ、」
怖すぎてまともに歩けない。
咄嗟にうずくまってしまう
JN「大丈夫?よし、わかった」
「え、あ、あのジュンさん」
これはなんということだろうか。
ジュンさんが私をお姫様抱っこしてるんだが。
「ジュ、ジュンさん!私重いからっ、」
JN「重くない。いいから黙って抱っこされてて。」
「…はい」
続けてどんどんなる雷に、ついびっくりしてジュンさんの首にしがみついてしまう
「…あ、ほんとにごめんなさいっ」
JN「ふふ、Aちゃん大胆。笑」
「違います…!」
JN「ごめん、意地悪。笑」
ジュンさんのいい匂いが、鼻をかすめる。
自然とジュンさんと話してると気持ちが落ち着いてくる。
JN「はいとうちゃーく」
「わ、」
ベットに寝かされてちょっとびっくり。
何気に初めて入るジュンさんの部屋。
すごい落ち着いたオシャレな部屋。
と、ふかふかベット。
ジュンさんが電気を消してベットに入る。
その動作にいちいちドキドキして目をぎゅっと瞑る
また雷がなって体が跳ねる。
JN「大丈夫。怖くないよ」
「ん…」
背中をさすって抱き締めてくれるからすごく安心する。
なんだろ、普通なら近すぎて眠れないはずなのに、なんでかすごい居心地が良くて、自然と眠くなる。
段々と虚ろになる意識の中で自然とジュンさんに抱きつく私がいて、申し訳ないけど、もうちょっとこのままでいたい。
そんな意識の中、眠りに落ちた。
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作者名:なじゅん^._.^ | 作成日時:2023年3月17日 15時