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「すみませーん!天都いますかー!」



マネージャーが集う部屋。そのドアをノックしながら言ってきたのは紛れもないリエーフだ。声だけでわかる。この喧しい感じはリエーフだ、絶対に。

なんだよと思いつつもマネージャーさんの会話から抜け、ドアのほうへと足を運ぶ。


ガラッとドアを開け、「何」と不機嫌マックスで問う。



「「」」

『あれ、日向もいたんだ?』


リエーフの隣には日向がいて・・・・・なんで君たち固まってんだ。

私を凝視したまま動かない二人に首を傾げる。何、ともう一度言えば二人はハッとしたのか再び動き出した。



「一瞬誰かわかんなかった・・・・」

「貞子じゃなかった・・・」

『うーん、最初の日向の言葉は別にいいけど灰羽くんよ、お前今なんつった?誰が貞子だって?殴られたいのなら素直にそう言えばいいのに』



拳を固めれば変な声を出しながら私から大げさに距離を取るリエーフ。本気じゃないし。てか女子に貞子は失礼だろ。全国の髪が長い人に謝ってくんない?とりま今すぐに。

日向も可哀想に・・・・こんなヤツに付き合わされちゃって。


確かに髪を下ろしているところを見られるのは初めてだが、ぱっと見わからないもんなんだねえ。

確かに、私も最初木兎さんと出会った時わかんなかったもんな。あの人、川に落ちていつもの髪型とは違っていたから。



・・・・・そういえば、あの人どうやって川に落ちたんだ・・・・?



「さ、さっきはごめん!おれたち心霊の話してたから余計にびびっちゃって・・・」

『別にいいよそれくらい。日向は許す』

「・・・・リエーフは?」

『・・・・・あははっ』



私の曖昧な返事に、二人揃って顔色を変える。

リエーフはガクブルと震え、真っ青に。日向はその場でピシリと動きを固める。・・・別に取って食おうって話じゃあないんだけどな。



『まあ、明日死ななければいいね。_____物理的に・・・・♥』

「「・・・・・ひええええっ」」












「・・・・・明日、多分俺死ぬので骨はちゃんと拾ってくださいね研磨さん」

「何言ってんの・・・・?」



「た、大変だ山口・・・!明日リエーフが死ぬかもしれない!」

「え?突然どうしたの・・・・?」

「また馬鹿がなんか言ってる・・・・」

「馬鹿とはなんだ月島!」










『・・・・・アイツら、冗談って言葉知らないのかな』

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鬼龍炎(プロフ) - 見入って一気見してしまいました!続き楽しみにしてます♪ (2月19日 21時) (レス) @page43 id: 42d84d8e50 (このIDを非表示/違反報告)
AY(プロフ) - 関わり断固拒否です!の三章目はどうやって見ますか、、? (6月29日 16時) (レス) id: faf5f904a1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - AYさん» ここまで読んでくださり誠にありがとうございます!(*^-^*)♡これからも楽しんでもらえたら嬉しいです! (2023年4月6日 13時) (レス) id: ee2abfb454 (このIDを非表示/違反報告)
AY(プロフ) - とても面白いです!!更新楽しみにしています✨頑張ってください! (2023年4月5日 23時) (レス) id: faf5f904a1 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 申請許可ありがとうございます!早速読んできます! (2023年2月12日 0時) (レス) id: 2e9b28c6b2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆゆ | 作成日時:2023年1月4日 19時

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