関わり頑固拒否です！２

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昼間の熱気の籠った試合続きは終わり、自主練時間に入った。

ドリンクも全て作り直し、少し一息をついたとき。背後からドドドドドドと地ならしのような足音が聞こえて来た。



「天都さーーーん！今、暇！？」

『え？あー・・・うん、この後はご飯作りだから、それまでは時間あるけど』

「じゃあっ！！トスあげてほしい！」



期待の入り混じった声色で私を見る日向。どうせ時間あるしまあそれくらいならいいかなって「いいよ」と言えば更に嬉しそうにする。君は玩具を貰った子犬か何かかい。

どうやら、以前出会った時から私のトスを打ってみたかったのだそう。そこまで期待されてもなあ、って感じだけどね。だって私の使ってるトスって、この先影山が使い出すヤツに激似してるし。


私も見様見真似で記憶を頼りにしていたし、オリジナルも若干あるから許される・・・・のか？いや、影山のファンには刺されそうだな。



『日向ってさ、めっちゃ飛ぶよね。だから少し高めのトスのほうがいいのかな・・・』

「んーっとね、おれが普段スパイク打つときに飛んでるのは・・・・・これくらいっ！」



ネットの傍で高さを迷っていた私の前で、日向は実際に飛んでみせる。・・・こう見るとやっぱすっごい飛ぶなこの子。バネどうなってんの。

だけどおかげで高さはある程度わかった。



『ボールを適当に投げて。多少ブレてもあげれるから』

「かっけえ・・・・・」

『烏野のセッターくんもこれくらいできるでしょ』

「か、影山のことは誉めたくない・・・・！！」




謎のプライドが邪魔してんのね。なんかわかるわその気持ち。

特にライバル視している人は誉めにくいよね。でもその点、西谷さんはちゃんと相手のことを認めるっていう素晴らしい心の持ち主だが。


やっぱ凄いなあ。



「天都さん？どうかした？」

『あ、ごめん。じゃあやろっか』

「ウッス！！」





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「あれ、烏野の１０番と音駒の臨時マネの子、一緒にバレーしてる」

「へえ・・・バレーできるんだ」

「トスってことはセッターかもね。賢二郎と同じかも」

「別に女子は興味ねえよ」




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知らぬ間に 強豪に目を つけられる

５・７・５！





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