関わり頑固拒否です！２

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明日は合宿最終日。二泊三日の合宿の終幕を目前とし、私は今にも歓喜で叫びそうである。


だってだって！合宿が終わる・・・つまり、バレー部との関わりが無くなるってことでしょ？月末からは期末考査があるし、音駒のバレー部も私には手出しできない。ナニコレ最高？

部屋に戻るまでにすれ違った研磨に「なんか機嫌いいね」って言われたくらい。リエーフには怒らなかったのかと言われると否定はできないが、私の気分は上昇中である。



そんなルンルン状態の私。それが、翌日になって崩壊するだなんて＿＿＿＿＿微塵も考えてすらいなかったのである。




「そういえば、明日は他校との練習試合があるらしいぞ」

「え？合宿に参加している学校以外から？」

「そうそう。さっき、監督たちが話してるのを聞いたんだよ。なんか、かなーり強い一年セッターが入部してきたらしくてさ」

「俺もそれ聞いた！えーっと、確かその学校の名前は＿＿＿＿＿＿＿＿」



ある者たちは噂し



『そういやアイツ・・・・最近会ってないけど、元気にしてんのかな。ま、元気だろうな。どーせ、可愛い女の子たちからワーキャー言われてんでしょ』



ある者は懐かしむ



「そういえば烏養くん、明日来るって言う学校・・・どんなところなんですか？」

「あー・・・今年から急に目立つようになったところだ。どうやら、とんでもないセッターが現れたみたいでな」





＿＿＿＿＿＿＿＿中学時代「水龍」と呼ばれていたある人物。


脅威の観察眼と頭脳を持つ、まさしく「天才」の男。






「その学校の名は＿＿＿＿＿＿水野谷学園だ」










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