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お願い、拒否です、なんで?、なんでもです、このとーり!、やだ_____そんな長く戦いは続き、折れたのはバレー部だった。
頑固者、とか言われたけど別にいいのだ。承知で断っているのだから。
なんせ私の中では「キャラとは関わり断固拒否」!明日になればテスト期間にインハイと続き、きっと彼らは私に構う暇などなくなるに決まっている。
そんなに期間が開けばもう私のことなど頭の片隅にも残っていないだろう。そう、これでいいのだ。それこそが我が平和である。
そして、バレー部と私の別れ際。またもやバレー部の勧誘を受けたが、私はにっこにこの笑顔で断って家へと帰宅。
『たっだいまあ!』
「あらおかえり〜優樹菜」
めっちゃ笑顔で帰って来た私を、母はキョトンとして見ていたがそんなのどうでもいい。
やるべきことをさっさと終わらせ、私はルンルンとスマホを手に取った。この合宿の期間、ずっと我慢していたアニメを観ようと思ったからだ。
・・・・・・しかしどうだ。スマホのロック画面に表示されていた通知を見、私は思わず「は?」と声を漏らした。
通知サイトはかの有名なSNSアプリ、インスタである。いくつかフォローが来ていたからなんだなんだと思って見てみれば。
なんとビックリ、及川さんとその一行である!
・・・・・・って違ぁぁぁぁぁう!!なんで私のアカウント知ってんだコイツ!!
内心荒ぶりながら、ベッドに向かってスマホを投げつけた。いや、確かに及川さんなら見つけてきそうだ。きそうだけど、なんでその一行までフォローしてきてんだ。
おずおずと相手のアカウントを見てみれば、やはりそれは青城バレー部のレギュラーたちで。
_______フォローバッグをするか、否か。
それをずっと迷っているうちに、夜は更けていったのであった。
ちなみに、アニメを観る時間はなかった。
ついでに言うと、及川さんからDMで「フォロバしてくれないといろいろしちゃからね☆」と意味不明な脅しを頂いたので、嫌がらせで及川さん以外の人だけをフォローバックしておきました。
及川さんはどうしたのか?そんなの、無視に決まっている。
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はる - 初コメ失礼します!!この小説大大大大大好きです!!これからも頑張ってください!!応援しています!! (12月18日 13時) (レス) id: 41084e4d77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆゆ | 作成日時:2022年12月26日 22時