関わり頑固拒否です！ (ページ27)

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☆

なんでそうなるのだろう。

及川さん、周囲を見てください。岩泉さんだけでなく、白鳥沢からも冷めた目で見られていますよ。あなたはそれで良いのですか。

てかこれ、キリがないよね。音駒からの勧誘攻撃くらいにキリがないよこれ。まあ・・・悪い人ではないってのはわかるけど・・・。

『・・・・音駒高校の天都優樹菜です』

結局折れたのは私の方で、及川さんと同じように学校と名前を言えば、急に及川さんと岩泉さんが固まった。・・・え？なんで？

私の意味不明な異名とかは女子内でしか広がってないはずだし、別に気になるところなんてないはずじゃあ＿＿＿＿＿

「・・・・さっき、男バレの臨時マネージャーで来たって言ってたよね」

『そうですけど』

「音駒・・・男バレ・・・・ってことはあのトサカがいるところじゃん！！なんなの今日！！」

・・・・・トサカ？ああ、黒尾さんか。

てか黒尾さんってなんか呼び方いっぱい存在してなかったっけ。及川さんからはトサカ呼ばわりされてんだ。なんか不憫。

まず、この二人って知り合いなの？

「音駒・・・・ああ、梟谷グループの」

「あ～！木兎がよく言ってる学校か！」

しかも白鳥沢も認知済みだった。なにそれ音駒怖い。

宮城の強豪とどういう関係なんだろう。これは初耳すぎるぞ。

「青城と音駒ね、一回練習試合したことあるんだよ・・・・」

『あ～・・・・』

確かに、黒尾さんと及川さんって相性ある意味悪そう。

悪知恵の働く黒尾さんに、からかわれやすい及川さん。どっちが不利ってなれば満場一致で及川さんとなるだろう。だって黒尾さんって詐欺師だし。

私も散々苦労かけられてるからよくわかる。ちゃんと主将っぽいなって思ったのは、研磨を探しに行った時くらいだし。それ以外はただの迷惑人。

「・・・・ん？さっき天都優樹菜って言ってたよな？なんかこの前、電話で木兎が言ってなかった？」

「言ってた言ってた。音駒の男バレから酷く勧誘されてるけど、とことん無視されてるっていう」

「あの子かあ・・・まあ確かに美人だし、誘いたい気持ちはわからんこともない」

木兎さんは何勝手に人の話を白鳥沢に広げているんだ。