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______なんなんだこの状況は。


私は目の前で繰り広げられている、宮城の強豪二校の争いを見ながら無の感情を抱いていた。主に及川さんと、白鳥沢の主将である牛島さんという人との口論だが。

いや、口論と言うにはちょっとおかしいかな。及川さんが無駄に突っかかっている感じで、牛島さんは天然なのかちょっとズレた返答をしている。で、それにキレた及川さんがまた何か言う・・・の繰り返し。


早く終わんないかな〜・・・と思っていれば、白鳥沢の一人と目が合った。あッ、気まずい・・・!


「・・・・青城のマネージャーさんですか?」

『断じて違いますただの一般人です』


色素薄めの髪をしているその人____白鳥沢のセッターである白布さん。彼は私の言葉に「ああ・・・」と零すとすごーく同情の含む目で私を見てきた。あれ、なんか以前にこんなのあったような?



「おいクズ川!いい加減にしろ!」

「痛ッ!」

「若利クンも・・・・ネ?」

「そうだな」



『・・・・これが普通、なんですかね?』

「まあ、はい」



やっぱり仲が悪いのかあ、青城と白鳥沢は。なんか納得。

前から知っていたとはいえ、やっぱりこう事を目の前にすると現実味が湧いちゃうもんね。どちらかというと、私は白鳥沢推しだったけど。



「ああ〜と・・・君もごめんネ?」

『・・・いえ』


牛島さんを止めに入った赤髪の彼の名は天童さん。ゲスブロックと呼ばれるほどなんとも凄まじいブロックをしてくるで有名だ。

申し訳なさそうにしているのを見て、意外としっかりしてるんだなって初めて思った。失礼だなとは思うけど、そう思ってしまったのだ。



『あの・・・・私、そろそろ帰らないといけないので・・・・』



落ち着いてきたのでやっとのことでそう口にする。


すると「あ」という風に全員の視線が私に集まった。

・・・・・なんかの罰か何かですかね?



「・・・・ちょっと待って。よく考えたらそのテーピングってバレーの・・・ってことはもしかして君ってバレー部?」

『えっ?いえ、男バレの臨時マネージャーで来ているんです。今は買い出しに来ていて・・・』

「そうなんだ?あ、俺は青城の及川徹!さっき名前訊きそびれちゃったから教えてもらってもいい?」





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はる - 初コメ失礼します!!この小説大大大大大好きです!!これからも頑張ってください!!応援しています!! (12月18日 13時) (レス) id: 41084e4d77 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆゆ | 作成日時:2022年12月26日 22時

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