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自分の荷物整理をぱぱーッと終わらせて部屋を出れば、夜久さんと海さんが何やら困り顔で話し込んでいた。不思議に思い、どうかしたんですか、と尋ねれば、どうやらテーピング一式を部室に置いて来てしまったのだそう。
・・・・・そりゃあ大変だ。バレー部にとってテーピングは命であるのだから。
『それなら、私買ってきますよ?皆さんは先に練習を始めておいてください。午後からは他校との練習試合でしょう?』
「え、でも女子一人に行かせるのは・・・」
『別にどうってことありませんよ。夜中ならまだしも、まだ午前中なんですから』
軽い口調で言えば、二人はじゃあ、と私に買ってきて欲しいものを教えてくれた。それをスマホでメモをし、その分のお金は後から部費で返す、という約束を交わし、私も外へと出たのだった。
薬局ならばそこそこ近くにあったはずだ。多分、徒歩で30分もかからないだろう。
マップを頼りに歩いていれば、夜久さんから研磨が見つかったというご報告があった。ということは、研磨はもう主人公と会ったんだ。その場面を生で見れないってのは残念だけど、まあ仕方がないよね。
薬局へとはすんなり着くことができ、お目当てのところまで行く。だがここで問題発生。買うべきのテーピングがギリギリ届かないくらいの高い棚に置かれてあった。・・・嫌がらせか?テーピングするくらい運動するヤツならこの高さくらい余裕だろってか?(誰もそんなこと言ってない)
諦めて定員さんに取ってもらおうか・・・と思っていれば、ふわっと視界に白とミントグリーンが映った。
「これッスか?」
『え』
私が届かなかったテーピングを取ってくれた人物。・・・・その人物に思わず硬直してしまった私は悪くない。
宮城に白とミントグリーンの二色のジャージを着ている学校は一つしかないのだから。_____青葉城西だ。しかも、そこのエースである岩泉さん。
なんてことだ。まさかのここで他校との関わりかああああああ・・・・!
思わず固まっていた私を見て不思議そうにしていたので、慌ててお礼を言って受け取る。駄目だこれ、急な出会いは心臓に悪い。
・・・・・てかまず、なんでこんないつもタイミングいいんだ・・・?
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はる - 初コメ失礼します!!この小説大大大大大好きです!!これからも頑張ってください!!応援しています!! (12月18日 13時) (レス) id: 41084e4d77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆゆ | 作成日時:2022年12月26日 22時