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番外編4 ページ41




異世界者 一夜優樹菜にはとある座右の銘がある。


『本当にすみませんでした・・・!!』

「え、何々。何この子」


ポートマフィアで過ごしていた中で、優樹菜は様々な人と話していた。その中で黒蜥蜴の三人が優樹菜に会いに部屋に訪れた時だった。なんと、彼らを見た瞬間に彼女は全力で謝り倒して来たのだ。

まったく心辺りのない三人は唖然。優樹菜を見た立原は思わず真顔でツッコんでしまう。銀も広津も「何事」とでも言いたげな表情だ。



『その、ここに来る前に・・・皆さんを氷漬けにしてしまって・・・』

「なんだ、そんなことか・・・」

『いやそんなこととは何ですか。私にとっては一大事です』



_______座右の銘「推しを傷つければ大罪である」



記憶に残っておられるだろうか。彼女がどんな世界から来て、どんな生活を送っていたかを。

毎日学校にまで文スト関連のものは持ち運び、小説・漫画には絶対没頭。穏やかな彼女からは考えられないオタクっぷりである。


そんな彼女は本編で黒蜥蜴達に向かって氷をぶっ放したのである。つまり、大罪。




「別に、謝られることじゃない」


銀は「だってポートマフィアならば当たり前」なんて軽く言っているのだが、そう言うことではない。自分の手で推しを傷つけることが問題なのである。

そんなことを言えるはずがない優樹菜は口を閉ざしていたが。



「私達はそんな生半端な気持ちでここにいるわけではない」

「ジイさんの言う通りだ。・・・というか、なんでそんなに敵の俺らを気にするんだよ」

「・・・・中也さんの言う通り、この子が「光」ってこと」




ちょっと待っってくださいなんですかそれ。


黒蜥蜴は「じゃあまた」と普通に去って行ったが、取り残された優樹菜は冷や汗でいっぱいである。

中也が自分を「光」と称していたのは初耳である。いつからそんな呼び方が出回っていたのだろう。思わず頭を抱えながら、優樹菜は数時間後にやって来た中也に向かって言った。




『中原さんはご存じないと思いますが、私、こう見えて悪趣味なところあるので「光」ではないです』

「おい誰だ優樹菜に変な事吹き込んだ奴はァ!!!」




あらぬ誤解を生んでしまったが。





【完】

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ゆゆ(プロフ) - 月夜さん» ありがとうございます!もちろん受け付けております! (2022年11月13日 22時) (レス) id: 35eb047a16 (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - 最高ですね!番外編ってリクエスト大丈夫だったりします? (2022年11月12日 22時) (レス) @page42 id: 27bef482ad (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - はなさん» 期末テストが終わり、修学旅行も終わった後からの更新スタート!今は着々とストーリー書いてるよん(*^-^*)♡あと私は神ではない。真の神はあなたである(意味不明) (2022年11月12日 22時) (レス) id: ee2abfb454 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 新シリーズ…!神か?神だったな…(自己解決) (2022年11月12日 19時) (レス) id: eb8cebab9c (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 椿姫さん» わー!ありがとうございます!12月からは新シリーズ突入なので、そちらも見てくださると嬉しいです! (2022年11月10日 21時) (レス) id: ee2abfb454 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆゆ | 作成日時:2022年10月23日 11時

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