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子どもたちとも別れ、大通りのほうからのほうが近道のため、そちらを歩いていると、先日行われた雄英体育祭の映像がテレビなどで流れていた。
やっぱり注目されているのは上位組
私を惹きつけた、あの炎と氷の使い手の人も大きく映し出されていた。
「あれ、優樹菜？」
そんな聞き覚えのある声が聞こえ、振り向くと、私と同じ雄英高校の普通科１Dに通っている
「やっぱりそうだ。こんなとこで何してんの？」
『お母さんに買い物を頼まれたの。未奈美は？』
「いやぁ、折角の休みだし、どっか行こうかなって思ったんだけど・・・・」
一人だからさぁ、と渋い顔で言う未奈美。
「なんかさ、ずぅっとやってるよね。あの映像」
『体育祭の・・・未奈美は嫌なの？』
「だって全然結果残せなかったんだもん」
『そっか、ヒーロー志望だったもんね』
「でも！！来年こそは絶対上位目指す！」
『応援してるよ！』
未奈美はヒーロー科を受けたが、点数が足らなくて普通科に来た。
私は普通科が第一志望だったからあまりどうこう思わないけど、クラスのほとんどはヒーロー科に落ちてしまったらしい。
そして、今年のA組がヴィランに襲撃されたりとしていたため、皆の怒りの矢先はそちらに向いてしまっていた。
A組、なんだか不憫
「でもさ、やっぱ顔面偏差値高いよなぁー」
『そうだね・・・一位の人と闘った女の子。あの子も可愛かった。麗日さんだっけ』
「そーそー、
最後まで諦めなかった麗日さん
本当に凄かった
「でも、優樹菜は轟のことが気になるんでしょ」
『え！？ち、違うよ。そんなんじゃないって』
「またまたぁ！だって轟が炎を出した瞬間、すっごい目輝かせてたじゃん」
『そんなことないってば！気のせいだよ』
変なことばかりを言ってくる未奈美から顔を背ければ、「へぇ？」と何やら楽しそうだった。
『あ、はやく帰らないと』
「そっか。ごめんね呼び止めちゃって」
『ううん、休日にも会えて嬉しい』
「可愛いこと言っちゃって。このこの！」
『なにそれ・・・それじゃあまたね』
「はいはーい！」
私は未奈美と別れ、そのまま何事もなく家に帰宅した
『たっだいまぁ』
「おっかえりぃ」
何気に乗ってくれるお母さん、好きです
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ゆゆ(プロフ) - 塩キャラメルしか勝たんさん» ありがとうございます！嬉しいです！ (2021年8月20日 9時) (
レス) id: 79c4dd70dd (このIDを非表示/違反報告)
塩キャラメルしか勝たん - 登録者数160人おめでとうございます！これからも更新頑張って下さい！ (2021年8月1日 14時) (レス) id: e25b0a7159 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - あかりさん» マジですか・・・！？嬉しいです、ありがとうございます！！ (2021年6月19日 23時) (レス) id: 35eb047a16 (このIDを非表示/違反報告)
あかり - 良すぎました･･･！ゆゆ様の作品で1番好きです！他の作品の更新待ってます！頑張ってください！ (2021年6月19日 22時) (レス) id: 410931cec8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 舞さん» ありがとうございます！他の作品も頑張らせて頂きます！ (2021年6月19日 22時) (レス) id: 35eb047a16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆ
| 作成日時：2021年6月2日 20時
