宣戦布告が示す意味

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☆



『あの、ドリンク作ったので・・・置いときますね』

「ははははははい！！アザッス！！」

『いえ』



一年生かな、なんか初々しい。

そう思いながらも青城にドリンクを作って届けるという任務を達成した私がお兄ちゃんのいるほうに戻れば。



「悪い優樹菜。ちょっとセッターやってくんね？今日市川休みでさー」



市川さんというのはお兄ちゃんのチームのセッター。

確かに今日見てないな・・・・・って、ん？お兄ちゃん今なんて言った・・・？




『え？』

「だから、市川の代わりに練習試合出てくんね？お前なら大丈夫だろ」

『・・・やだよ』

「頼むよ優樹菜〜！！アイスだけじゃなく、お菓子も買ってあげるし！」

『私は食べ物ばっかでつられないよ！そうじゃなくて・・・その、相手が青城っていうのがちょっと・・・・』

「・・・・ふーん？なんかワケアリっぽいけどそこまで重大そうじゃないし入ってくれてもいいよな？ってことで頼むぞ妹！」

『お兄ちゃん！？』



ギョッとしていれば、早く用意をしてこいと体育館の隅に置いてあったはずのバッグを押し付けられた。中にはサポーターを入れている。

キリがない。そう思った私は渋々ながらもサポーターを付け始めたのだった。






『期間限定の生チョコケーキ買ってね』

「俺の財布がカラになる・・・・」

『バイトしたらいいんじゃない？』

「最近妹が俺に冷たい」

「構ってくれてるだけ喜べよ。俺の場合は暴言吐いてくるんだぞ」

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