宣戦布告が示す意味

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☆



「優樹菜ちゃ〜ん！もうどうせなら青城に来ちゃおうよ！」

『ご・・・ごめんなさい』



「あ、及川フラれた」

「南海ちゃんめっちゃ困ってんじゃん」

「及川なんだから雑に扱っていいのに」


「ちょっと！全部聞こえてるからね！！」




あっという間に変える時間になってしまい、私は烏野側から来ているので青城とはここでお別れ。

及川さん・・・・そう思ってくれるのは嬉しいけど、さすがに転校するわけにはいかないんです。ごめんなさい。


それに、私が青城に行くなんて言ったら白布くんたちがどうなることやら・・・・。及川さんたちと仲良くなさそうだったし。




『お兄ちゃんと練習試合するときは言ってくださいね。約束くらいなら取り付けれるので』

「その時は優樹菜ちゃんも来てね！で、また試合しよ！」

『はい。私のほうこそお願いします』

「あと、宣戦布告忘れないでね！！次こそ絶対勝つから！！」




「南海さん単体に勝つのはかなり難しい気がするけど・・・」

「ん？赤葦なんか言ったか？」

「いえ、なにも」




そこで翔陽くんに呼ばれてしまい、改めて挨拶をして私は青城から離れた。

もちろんちゃんと青城以外の学校にも挨拶はしたよ？赤葦くんや、研磨くんにも。


雀田さんと白福さんも「またね！」って言ってくれたけど・・・。もう来る機会なんてないだろうな。

でも、今まで男バレと関わったことなんて全然なかったからいろいろ知れてよかった。迷惑にもならなかったっぽいし。




「なあ優樹菜！帰ったらトスあげて！！」

『え、さっきバレーしてたよね・・・・？』




そして、翔陽くんのバレーへの熱意は一生冷めることなんてないのでしょう。








【第一章 完】

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