宣戦布告が示す意味

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「てなわけで、臨時でうちのマネージャーに就任した南海優樹菜ちゃんでーす☆」

「・・・・及川さん、とうとう誘拐してきたんですか？」

「いやさっきまでの流れ見てたよね！？国見ちゃん！！」



そのまま青城のほうへと連れていかれた私が、言い合いを始める彼らを見てポカンとする。


・・・これはどうするべきなんだろう。とりあえず、ドリンクは作らないといけないし・・・でも、挨拶ちゃんとしてないし・・・、まだ言い合ってるから話しかけずらい。

困り果てていれば、それを瞬時に察したのか。はたまたただイラついたのか岩泉さんが及川さんを止めに入った。


殴る、という止め方にはやっぱり慣れなくて驚くけど。




『改めまして・・・先日もお会いしましたが、二年の南海優樹菜です。よろしくお願いします』

「えッ同い年・・・・」

「パッと見たら３年くらいの大人っぽさあるよな。俺も最初聞いたとき驚いた」

「３年生はインハイ予選の最終日に会ったって言ってましたもんね」

「ああ。白鳥沢の二年と仲良さげだったな」

「ゲッ・・・あのウザったらしい白布たちと・・・・！？」



矢巾・・・くん、かな？どうやら同じ２年生らしい。


白布くんたちがウザがられているというのは途轍もなく驚いたし衝撃受けたけど・・・聞かなかったことにしよう。

普段結構温厚な二人だし・・・・白布くんも川西くんも、きっと試合に熱が入ってただけなんだよきっと。そう思っておかないと、なんだかいけない気がする。




「俺は渡！一応リベロやってて、俺も２年だからよろしく」

『うん、よろしくね。矢巾くん・・・であってる？同じ２年だよね、よろしくね』

「えっ！あ、ハイ！！」





前回はあまり話せなかったけど、青城もいい人ばかり。

知らない人ばっかりの合宿だけど、なんとかやっていけそう。




拝啓、今頃学校で猛練習しているであろう白布くんと川西くん。

・・・・君たちから聞いていたよりも、青城の人たちはいい人ばかりでした。

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