２４ ページ24
☆
「スッゲー！！東京！東京だー！！」
「見ろ翔陽！！あんなところにネコがいるぞ！！」
「東京のネコスゲー！！」
『え・・・っと、東京の猫って何かありましたっけ・・・？』
「優樹菜ちゃん。あのバカたちは無視でいいから」
東京に到着し、バスを降りればテンション高く駆けだした翔陽くんと西谷くん。
なんか野良猫に反応してるっぽいけど・・・・多分、猫は猫で変わりないと思う。これには澤村さんたちも呆れていたし、一年の月島くんなんか真向に「バカなの？」と翔陽くんに言ったくらい。
翔陽くんは怒ってたけど、流石にこれは庇えないなあ・・・・。
苦笑していれば、前方から赤いジャージを着た人たちがやって来る。
「よっ！久しぶりだな」
「ああ、久しぶり！元気にしてたか？」
「まあな。そっちもそっちでインハイお疲れ」
『清水さん、あの人たちは？』
「東京の音駒高校の人たち。烏野はあそこの学校と練習試合したことあるから知り合いなんだ」
『へえ・・・・』
練習試合・・・どっちが勝ったんだろう。
音駒って聞いたことないけど強いのかなあ。
そんなことを思っていれば、澤村さんと話していた人がふとこちらを向いて視線を止める。そして少し驚いたような表情になった。
「マネージャー増えてんじゃん」
「マネージャーじゃなくて、手伝いとして来てくれているんだ。他校だけど、二年の南海優樹菜さん。南海さん、こっちは音駒の主将の黒尾だ」
『初めまして、南海優樹菜です』
「よろしく、南海サン」
「・・・・他校からお借りしてる人なんだから、手、出すなよ」
「分かってるって！！」
どうやらこの二人も息ぴったりみたい。
コントのようなやり取りを始めてしまったため、私はいそいそと清水さんのところへと戻った。慣れないところだし、ちょっと不安があるのかも。
翔陽くんも音駒の人と仲がいいらしく、あちらのほうに話しかけに行っていた。
「研磨ーーーー！合宿の間、よろしくな！！」
「うん。よろしくね、翔陽」
「てか澤村くん。南海さんって子・・・どこ校なの？」
「え？・・・・・そういえば、聞いてない」
「知らずに借りて来たの！？」
訊かれる前に立ち去ろう。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 74人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「ハイキュー」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はな(プロフ) - ゆゆさん» 嬉しい...!10年後でも待ってるよー！ (2022年8月9日 20時) (
レス) @page45 id: eb8cebab9c (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - はなさん» おっとフラグです！次話くらいにでてくる・・・・かも・・・・！？ (2022年8月9日 20時) (レス) @page46 id: ee2abfb454 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 赤葦の次はくにみん...?!ヤバい...各校の推しが活躍してきてる...あとは研磨！最推しまってるよ！ (2022年8月9日 19時) (レス) @page45 id: eb8cebab9c (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - ゆゆさん» それな (2022年8月9日 17時) (レス) id: eb8cebab9c (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - はなさん» 赤葦くんカッコいいよね・・・・！普段笑わないから、笑ってるときの破壊力ヤバいのよ (2022年8月9日 17時) (レス) id: ee2abfb454 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆゆ
| 作成日時：2022年7月3日 0時
