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☆
笛の音が鳴り響き、練習試合は開始された。
優樹菜は半ば諦めかけたような表情になっているが、兄である尚人は心の中で笑う。
「(あの高校生たちは優樹菜が女子だからって甘く見ているようだが――――実際は、そんな可愛くないんだぜ？なんてったってアイツは・・・・
―――――�犖犬了蔑疆祗�
そんな異名まで影で付けられてるんだからな)」
�犖犬了蔑疆祗�
そんな異名が付けられたのは彼女がとある公式戦で、怪我をした選手の代わりに臨時として入った時だった。
そして試合に出たのはその時だけ。だから�犖賢瓩噺討个譴討�り、その強さは計り知れない。
彼女を一番近くで見てきた、兄である尚人だからこそ分かる。自分の妹がゼロからどれくらいのセンスを磨き上げたのかも。
「オーライッ」
尚人のチームのリベロが、青城からのサーブをレシーブする。
それは綺麗にセッター・・・・優樹菜の方向へと返って行く。
『ナイスレシーブ』
「流石大学生。これくらいのサーブじゃお手のモノって感じかな」
ボールが返って来るのを確認しつつも、チラリと相手コートを見る優樹菜。
まずは一点目。エースに上げるか、センターの尚人に上げるべきか。
セッターという者には常に判断力と洞察力が試される。
その人によって攻撃は定められていく。誰を、どう使うのか。だからこそセッターは�犹蔑疆祗瓩噺世錣譴討い襪里澄�
『(青城側も守備固いし・・・やっぱり、ここは元気なお兄ちゃんに・・・・)』
さっき打ちたがってたし、と優樹菜がトスを上げようとしたとき、一瞬視界にブロックが付くのが見えた。
攻撃が読まれたのだと分かった時には遅く、尚人の打ったボールは二枚のブロックに阻まれる。だが、それは杞憂であった。
「やっぱ甘ぇな高校生！」
尚人はそのままブロックに向かって打つのではなく、横――――つまり、ブロックのいない方向へと打つ。簡単に言えばクロスだ。
「ナイスキー」と周りが尚人に声をかける中、及川は唖然として目の前の少女を見ていた。
「(今、もしかして・・・・
前衛はもちろん三人。そして青城はブロックはばらけて立っている。
二枚ブロックがつければそれだけ相手のスパイクを止められる可能性は上がる。
だが、優樹菜は故意でそうさせたのだと及川は分かった。
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はな(プロフ) - ゆゆさん» 嬉しい...!10年後でも待ってるよー！ (2022年8月9日 20時) (
レス) @page45 id: eb8cebab9c (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - はなさん» おっとフラグです！次話くらいにでてくる・・・・かも・・・・！？ (2022年8月9日 20時) (レス) @page46 id: ee2abfb454 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 赤葦の次はくにみん...?!ヤバい...各校の推しが活躍してきてる...あとは研磨！最推しまってるよ！ (2022年8月9日 19時) (レス) @page45 id: eb8cebab9c (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - ゆゆさん» それな (2022年8月9日 17時) (レス) id: eb8cebab9c (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - はなさん» 赤葦くんカッコいいよね・・・・！普段笑わないから、笑ってるときの破壊力ヤバいのよ (2022年8月9日 17時) (レス) id: ee2abfb454 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆ
| 作成日時：2022年7月3日 0時
