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「_______とにかく!絶対負けないから!」


『・・・・はい?』



中学生二年生の時。学年一のイケメンと呼ばれる先輩から何の前触れもなく宣戦布告された。


悪役のように捨て台詞を吐いて去って行った彼のことを、私はいろんな意味で忘れることはないだろう。

結局、何の宣戦布告が分からないまま彼は卒業。噂によると青葉城西に行ったらしい。



私は白鳥沢に一般で行くという目標があったので特に気にもしていなかった。



_______そう。その時までは。






時は現在。初夏。

高校2年生になった私、南海(みなみ)優樹菜は、バレーボールインターハイ試合決勝戦の応援に来ていた。


友だちが行きたいから、と強制的に連れて来られたのだが、人が多いのと体育館内の激しい熱気にやられ、試合が始まる前まで私は廊下にある自販機横のベンチで休んでいた。





「っはぁぁぁぁぁっ!?」

『わっ・・・!』




急に叫び声が聞こえて来て、思わず肩を揺らす。

恐る恐る声のしたほうを向けば、柔らかなミントグリーン色のジャージを着た_____




『・・・・あ、宣戦布告してきた人・・・』

「いや覚え方!!俺結構有名なんだけど!?」

『そ、それはごめんなさい・・・』




まあいいけどね!!なんていう彼の名前は及川徹というらしい。

本人曰く、かなりモテるから自分のことを知らない女の子なんていないと思っていたらしい。


・・・・それはそれでどうかと思うけど。なんて、本人に言えるはずもなく。




「・・・って、その制服」

『え?ああ、私、白鳥沢なんです。一般で入って____』

「し、らとりざわ・・・・・」




唖然とする及川さんに不思議に思っていれば、どこから飛んできたのか、バレーボールが勢いよく及川さんの後頭部にぶつかる。



「痛っ!?」



うわ、痛そ・・・・・。



「おいクズ川。てめえまた女子にちょっかいかけて・・・・!」

「ギャー!岩ちゃんボールしまって!女の子の前で暴力、ダメ!」



『・・・あ、お気になさらず・・・』



私がそう言った瞬間、岩ちゃんと呼ばれていた人が及川さんを引きずっていく。

だが負けじと及川さんは私を見てこう叫んだ。




「俺、まだ諦めてないから!」





・・・・・だから、なんの宣戦布告ですか_______?













イラストメーカーの名前忘れた・・・。

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はな(プロフ) - ゆゆさん» 嬉しい...!10年後でも待ってるよー! (2022年8月9日 20時) (レス) @page45 id: eb8cebab9c (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - はなさん» おっとフラグです!次話くらいにでてくる・・・・かも・・・・!? (2022年8月9日 20時) (レス) @page46 id: ee2abfb454 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 赤葦の次はくにみん...?!ヤバい...各校の推しが活躍してきてる...あとは研磨!最推しまってるよ! (2022年8月9日 19時) (レス) @page45 id: eb8cebab9c (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - ゆゆさん» それな (2022年8月9日 17時) (レス) id: eb8cebab9c (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - はなさん» 赤葦くんカッコいいよね・・・・!普段笑わないから、笑ってるときの破壊力ヤバいのよ (2022年8月9日 17時) (レス) id: ee2abfb454 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆゆ | 作成日時:2022年7月3日 0時

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