関わり頑固拒否です！

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男バレだと言えば急に笑顔で固まった及川さん。

かと思えば急に肩に手を乗っけてきて距離を詰められる。



「え！？もしかして烏野とか言わないよね！？」

「バカッ！お前初対面の女子に何してんだ！！」


『・・・・いえ、音駒ですけど。東京の』


「「・・・・東京」」

「普通に宮城とはほど遠いですね。素晴らしい早とちりですね」

「白布、オブラート」



白布さんのツッコミキレキレで凄いわ。



『って言っても、私は手伝いとして来てたんで、マネージャーじゃないんですけどね』

「あー・・・そうなんだ・・・・」

「ダメだこりゃ。及川が放心してる」

「都会には勝てねえって」



なんの話だよ。



岩泉さんに首根っこを掴まれている及川さんを見た白鳥沢側は最早ツッコミ役に呈している。

うん、それが無難だよね。ってことで後はお好きに。はよ帰らせろ！！




「ねえ、名前なんて言うの？」


「うわ始まった。及川のタラシ」

「対してその子は表情変えない・・・っていうか、めっちゃウザそうな顔してんだけど」

「嫌われてんぞ初対面で」


「お前ら黙って！！・・・で、訊いていい？」

『無理ですね！』



「キレキレストレート、入りましたー」

「白布お前どうした」

「賢ニ郎、なんか入り込んでるね」




真顔でツッコンでるのはアレだね、面白いよね。

白布さん・・・もしかしてセッターにはあたりが強いとか？


だって瀬見さんや、今いる及川さんにも・・・・・。




「白布。お前去年のこと根に持ってるだろ」

「あー、あのめっちゃ煽られてたヤツ」

「結局俺らが勝ったけどな」




・・・・・・煽ってた。




『・・・・・強豪も大変ですね』

「はい。そこの猫かぶりの人のせいで困ってます」

『音駒のバレー部でも厄介のいますよ。この合宿だって、脅されて仕方がなく・・・』

「え、脅し？」

『なんか「来なければ〜」的な感じで』

「・・・・・ちなみにその人のポジションは」

『ミドルブロッカー』

「ならいいや」





切り替え早いなこの人。

セッターって言ったら殺しに行ったたんじゃないかな！？


・・・・・私、リベロでよかった。

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