鬼狩り転生少女のヒーローアカデミアVol.８

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異変を感じた優樹菜と玄弥は走っていた足を止める。

周囲を警戒していれば、数ｍ先にあった場所から落雷のような音が大きく鳴り響いた。



「落雷・・・・ってことは」

『上弦の陸・・・儈岳(変換できませんでした)だったよね。急ごう』



全速力で走り、刀を持ったまま扉を突き破って入れば、そこでは上弦の陸と対峙する善逸と伊之助。

善逸はいつものウザい表情ではなく、本気の目だ。


伊之助はいつも通りのテンションだが。





「あ！優樹菜ちゃん！玄弥！」

「やっと来たか！！」


「おう！待たせてごめん！」

『ここからは私達もサポートするから、安心して！！』





「・・・・・やかましいのが増えたな」

『ふざけてんのかお前』



面倒そうに呟いた上弦の陸に、優樹菜はビシリと青筋を浮かび上がらせる。


が。今ここに私情などいらない。








『不死川くんは遠距離サポートに！！嘴平くんは善逸と同時に前後から攻撃！私は上から行く！！』

「上から！？」

『飛べばいける！』

「大胆ッ！命かかってんのに無茶ぶり！！」





＿＿＿＿＿＿＿＿雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃！！


＿＿＿＿＿＿＿＿獣の呼吸 参ノ牙 喰い裂き！！！



＿＿＿＿＿＿＿＿雫の呼吸 陸ノ型 水天降下！







「くたばれやァ！！！」

『・・・・その声でそのセリフはいかんよ、不死川くん』

「・・・・・なんで？」




銃を発砲した玄弥に、苦い顔で言った優樹菜に首を傾げた玄弥。


一応言っておこう。雄英高校の爆豪勝己と鬼殺隊の玄弥は同じ声優なのである。

「くたばれ」という単語が何故駄目なのかというと、合宿の時のボール投げで爆豪が発したワードだからだ。



駄々被りである。





「えっと・・・・・じゃあ、死ねェェェェェ！！！」

『そっちのほうが駄目ェェェ！！！』

「何故ですかァァァァァァァァ！！！」

『目の前の戦いに集中しろォォォォォ！！！』

「猪突猛進ンンンン！！！」

「なんで！？優樹菜ちゃんしっかりして！？俺達より強いのにッ！！」



「今の鬼殺隊は本当に終わってるな」






＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ブチッ





『はぁぁぁぁぁぁ！？鬼殺隊から鬼に寝返った奴に言われたかねぇわ！！知ってんぞお前！！結構前に一緒に任務行ったことあるだろ！！』

「・・・・？こんな騒がしい奴と行ったか？」

『・・・・あ？』




キレた

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