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「＿＿＿＿＿＿優樹菜ちゃんを、鬼殺隊をやめるように説得してくれませんか？」
「・・・・・えっ」
同時刻。優樹菜とホークスが話している時、甘露寺は伊黒と共に雄英へと赴いていた。
優樹菜の通うA組の寮で、唐突にそんなことを告げた。
勿論クラスメイト達は突然すぎて何も言えず、ただ呆然とするばかり。
甘露寺の言葉に微かな動揺を見せる伊黒も、何も言わない。
「あの・・・・どういうことなんですか？」
八百万が口を開けば、甘露寺は膝の上に置いていた両手を強く握った。
「・・・・・・優樹菜ちゃんには、残り少ない人生を楽しく生きて欲しいの。普通の人生を送って、普通の女の子として生きて欲しい。
私ね、優樹菜ちゃんと出会ってから沢山優樹菜ちゃんのことを見てきたわ。誰よりも努力して、誰かの為になれるのなら、命を捨てても構わない。
でもね、それでも私は生きていていて欲しい。普通の女の子として・・・・・皆と一緒に」
「・・・・・・それは、華城が望んでることなんですか？」
「多分、いや恐らく望んでないわ。でもね・・・知ってるから。優樹菜ちゃんは誰かがいる前だと絶対に泣かないの。
だから陰で泣いている。苦しんでいる。それを・・・・私は見過ごせない。だって優樹菜ちゃんは、私の大切な人なんだもの」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿生きていて欲しい。
そう思っているのは甘露寺だけじゃない。
伊黒や胡蝶・・・・他の柱や炭治郎達。一般隊士のメンバーも。
そしてここにいる雄英生も、その教師も。
だからこそ・・・・・・・
『・・・・・・・確かに、私は泣けません』
「華城」
『お久しぶりです伊黒さん』
任務を終えて帰って来たのだろう。
寮に入って来た優樹菜は甘露寺の前まで行き、その手を握った。
『甘露寺さん。私・・・・鬼殺隊のことも、クラスメイトも皆好きです。そりゃもうずっと一緒に居たいって思うくらい』
「・・・・・・・」
『だからこそ、私は鬼殺隊であり続けたい。鬼から大切な人を守る為に。私は泣かない。あの日から決めているから・・・・
絶対に強くなって、この世界から鬼を消すために・・・・・・
大丈夫です、私達なら。いつだって私達鬼殺隊は仲間と共に戦い続けた。
＿＿＿＿＿＿＿散っていった、仲間の為にも。
共に戦いましょう』
チャり・・・っと、優樹菜の髪飾りが揺れた。
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ゆゆ(プロフ) - ミントミアさん» お久しぶりです！いつもありがとうございます！最終章、熱い展開を頑張って表現するので読んでくださったら嬉しいです！！ (2021年11月21日 0時) (
レス) id: 43298fbcb4 (このIDを非表示/違反報告)
ミントミア - 最後の所の優樹菜さんとってもカッコ良かったです！お久しぶりです。最近コメント出来てなくて本当にすみません(> <)ゆゆさん本当に凄いですね！最終章・・・もう凄くワクワクしてます！更新頑張ってください！長文で本当に申し訳ございません！ (2021年11月20日 23時) (レス) @page29 id: dd9b1ad833 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 初コメありがとうございます！！勉強・・・お互い大変ですね汗 読んでくださってありがとうございます！！ (2021年11月20日 23時) (レス) id: 43298fbcb4 (このIDを非表示/違反報告)
おしるこ(プロフ) - 初めてコメントさせてもらいます。今までのお話すごく面白かったです！テスト勉強の合間などに読ませてもらっていました。最終章ということで寂しくなりますが、これからも頑張ってください！長文失礼しました。 (2021年11月20日 20時) (レス) @page29 id: 1e39618c8a (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 白狐さん» お久しぶりです！ホントいつも嬉しいコメントありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2021年11月20日 14時) (レス) id: 79c4dd70dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆ
| 作成日時：2021年11月8日 23時
