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＿＿＿＿＿＿＿＿夜。
任務の為、雄英の敷地外に出ていた優樹菜はとある街で鬼狩りをしていた。
鬼は弱い者ばかりで、怪我もなし。
他の隊士に犠牲もなにも出なかった。
『・・・・・・・・・』
斬ったそばから、塵となって消えていく。
「まだ死にたくない」と、涙を流して、悲痛な声を上げながら消えていくそんな鬼の姿。
そしてその鬼を斬った者＿＿＿＿＿＿＿＿優樹菜の表情は。
何も映していないその瞳で、嗤っていた。
だが、そんな優樹菜のことを照らしていた月明かりが一瞬で消え、影が差しかかる。
上空を見上げれば、月影に曇って表情は見えないものの、どこかで見覚えのあるシルエットがそこにあった。
「こんばんは、鬼狩りのお嬢さん」
『・・・・・その声は』
トン、と目の前に降りてきたその人物を見て、優樹菜は怪訝な顔をする。
毎日、一度は必ずテレビやスマホで見るその者の名はホークス。
No.３ヒーローだ。
「いやぁ、様子を見させてもらってたんだけど・・・・・」
『知ってます。気配があったので。・・・・・何の用ですか』
「・・・・・君、雄英の華城優樹菜ちゃんでしょ。まっさか、今話題の鬼殺隊だったなんてねぇ」
彼は、特徴的な彼の「個性」である紅い羽根をしまい、微笑んだ。
だが、それは優樹菜にとっては逆効果で、更に嫌悪感を出されてしまった。
なんなら今にも立ち去りそうになっている。
「あー、大丈夫だよ。君のことは誰にも言わないから」
『・・・・・嘘は吐かなくていいです。公安側の人間は信用なりませんから』
「へぇ、知ってるんだ」
『あなた、そんなことを話す為にここに来たわけではないでしょう。用件だけを言ってください』
「・・・・・・・お手上げだ」
ホークスは苦笑しながら両手を軽く上げた。
嘘を吐けば見破られ、どうにか建て直そうにも優樹菜は全てを見抜く。
「君が鬼殺隊なんじゃって、公安から言われてね。調べるように言われたんだ」
『それは認めますけど・・・・私、何も教えるつもりなんてないです』
「手強いなぁ」
『当たり前です。・・・・・第一、あなたも大変なのでは？オールマイトが引退してしまって』
「ああ、それは別に大丈夫なんだけど・・・・・俺は君のほうが心配だなぁ」
『・・・・・・？何がです？』
「君、相当今切羽詰まってるでしょ」
ドクン、と優樹菜の胸が鳴った。
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ゆゆ(プロフ) - ミントミアさん» お久しぶりです！いつもありがとうございます！最終章、熱い展開を頑張って表現するので読んでくださったら嬉しいです！！ (2021年11月21日 0時) (
レス) id: 43298fbcb4 (このIDを非表示/違反報告)
ミントミア - 最後の所の優樹菜さんとってもカッコ良かったです！お久しぶりです。最近コメント出来てなくて本当にすみません(> <)ゆゆさん本当に凄いですね！最終章・・・もう凄くワクワクしてます！更新頑張ってください！長文で本当に申し訳ございません！ (2021年11月20日 23時) (レス) @page29 id: dd9b1ad833 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 初コメありがとうございます！！勉強・・・お互い大変ですね汗 読んでくださってありがとうございます！！ (2021年11月20日 23時) (レス) id: 43298fbcb4 (このIDを非表示/違反報告)
おしるこ(プロフ) - 初めてコメントさせてもらいます。今までのお話すごく面白かったです！テスト勉強の合間などに読ませてもらっていました。最終章ということで寂しくなりますが、これからも頑張ってください！長文失礼しました。 (2021年11月20日 20時) (レス) @page29 id: 1e39618c8a (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 白狐さん» お久しぶりです！ホントいつも嬉しいコメントありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2021年11月20日 14時) (レス) id: 79c4dd70dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆ
| 作成日時：2021年11月8日 23時
