4 ページ4
☆
あれから数日経って_____優樹菜が図書館に向かおうとすると、警視庁の出入り口付近で見知った顔を見つけた。
『あれ、コナン君。・・・・また事件に巻き込まれたの?』
「いや違うけど・・・何?ボクがいたら事件が起こるとでも思ってるの?ひどいなあ〜!」
『普通にそう思ってる』
「おい」
「コナン君、知り合い?」
すらりとした体系の女性がコナンに問いかける。彼女は彼の幼馴染の毛利蘭だ。流石の優樹菜も知っている人物で、心の中で「あ、本物だ」とちょっと思ってたりする。
コナンが頷くと、彼の周りにいた数人の子供が騒ぎ出した。その中のカチューシャをつけた可愛らしい女の子が近寄って来る。
「お姉さん、コナン君のお友だちなんだ!お名前、なんて言うの?わたしは歩美!」
『私は成瀬優樹菜。歩美ちゃん・・・可愛い名前だね。よろしく』
「ボクは光彦っていいます!」
「オレ、元太!よろしくな姉ちゃん!」
次々と続く挨拶にも丁寧に返す優樹菜。それで、の彼女の視線が奥にいたもう一人の少女に向けられる。
『そっちの美人な女の子は?』
「灰原哀よ。あなたのことは江戸川君から聞いているわ。・・・彼のせいで、よく事件に巻き込まれるようになったとか」
「灰原・・・・!?」
『そうなんだよねえ。おかげで心臓いくつあっても足りないや』
「優樹菜姉ちゃんまで・・・・!?」
クールな子なんだなあ、とコナンと言い合う灰原を見ていた優樹菜。蘭とも自己紹介を交わし終えた。彼女たちは、この警視庁の中にいる蘭の父を待っているらしかった。どうやら食事に行くらしく、誘われたがお断りさせて頂いた。
家でご飯を済ませてきたし、申し訳ないからだ。
警視庁から出てきた蘭の父である、世間では名探偵と言われる毛利小五郎は、出入り口にいた子供たちを見るなり大声で叫んでいた。なんで俺が奢らなくちゃなんねえんだ、とかなんとか。ちょっと不憫。
図書館までの道のりが彼らの行く道と同じなので、少しの間一緒に歩くことに。
その時、すれ違った外国人男性が何かを落とした。それに気づいた灰原がすぐさま拾って彼に声をかける。歩み寄ってそれを手渡し、少し会話をして、灰原は優樹菜たちのところに戻ろうとする_____が。
それは、突然起こったのだった。
196人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆゆ(プロフ) - yumさん» 初コメありがとうございます〜!最近忙しくって更新できていませんでしたが、今日は頑張って更新させて頂きます! (2023年4月17日 20時) (レス) id: ee2abfb454 (このIDを非表示/違反報告)
yum - 初コメ失礼します!この作品めちゃくちゃ面白いです!更新頑張って下さい🙌応援してます📢 ̖́- (2023年4月12日 19時) (レス) @page7 id: 078a32e2da (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 花音さん» 初めまして!そう言っていただけて嬉しい(*^-^*)♡ありがとうございます! (2023年3月21日 17時) (レス) id: ee2abfb454 (このIDを非表示/違反報告)
花音(プロフ) - 初めまして♪凄く面白かったです( ≧∀≦)ノ続きがとても気になります( ;`Д´)これからも応援してます(^○^) (2023年3月20日 11時) (レス) @page7 id: c9954f1e86 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆゆ | 作成日時:2023年3月18日 23時