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「大分してやられたな」
自販機に硬貨を入れて、紅茶とコーヒーのボタンを一回ずつ押している優樹菜の背にそう声をかけたコナン。優樹菜は片方のコーヒーの缶をコナンに投げ渡した。彼もすぐに反応して受け取る。
『してやられた、ねえ・・・。別にそこまで重要な事ではないからいいんだけどね』
「千葉刑事を攫ったあのグループは逃走。クリスティーヌさんに届いたメッセージで結婚式は予定通りに行われることに。・・・・オメーはプラーミャのことを黙ってた件でみっちり絞られてたしな」
『そこまで情報を持ち合わせていなかったから言う必要もないと思ってたし・・・。それに、もう一つ気になることがあるんだよね』
君も思ってるでしょ、とコナンを見やればコナンは「ああ」と頷いた。
コナンは犯人の意図がわからなかった。プラーミャはやたらと結婚式にこだわっている。さすがの優樹菜もそれくらいは気づいていた。
考え込む様子のコナンを見ながら、優樹菜はふっと息をつく。
『私的には、結婚式にこだわっているというよりハロウィンにこだわってる気がするけどね。彼女自身でハロウィンの日にまだ別のことを考えてるんじゃないかな』
「・・・・・前から気になってたんだが、なんでいっつもプラーミャのことを「彼女」って言うんだ?性別不明なんだぞ?」
『え?』
突然の問いに、優樹菜は一瞬ポカンとする。
そして少し首を傾げて答え悩んでいるようだった。それをコナンはじっと見つめる。
暫くして「あ」と彼女は何かを閃いたようだった。
『自分でもあんまりよくわかってないけど・・・・しいて言うなら、身体のしなやかさかな』
「しなやかさ?」
『うん。三年前に会った時の動きが、女性特有のしなやかさが含まれてた感じだったんだよね。だから特に何も考えずに女性だと思ってた』
「へえ。というか、オメーが護身術を扱えるということ自体が初耳だったんだが・・・」
『いちいち言うものでもないでしょ?護身術って言っても、基礎くらいしかわからないしね』
にぱっ、と笑顔で言い切った優樹菜に、コナンは「ハハハ・・・」と苦笑しながら缶コーヒーの蓋を開けたのであった。
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ゆゆ(プロフ) - yumさん» 初コメありがとうございます〜!最近忙しくって更新できていませんでしたが、今日は頑張って更新させて頂きます! (2023年4月17日 20時) (レス) id: ee2abfb454 (このIDを非表示/違反報告)
yum - 初コメ失礼します!この作品めちゃくちゃ面白いです!更新頑張って下さい🙌応援してます📢 ̖́- (2023年4月12日 19時) (レス) @page7 id: 078a32e2da (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 花音さん» 初めまして!そう言っていただけて嬉しい(*^-^*)♡ありがとうございます! (2023年3月21日 17時) (レス) id: ee2abfb454 (このIDを非表示/違反報告)
花音(プロフ) - 初めまして♪凄く面白かったです( ≧∀≦)ノ続きがとても気になります( ;`Д´)これからも応援してます(^○^) (2023年3月20日 11時) (レス) @page7 id: c9954f1e86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆゆ | 作成日時:2023年3月18日 23時