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「オレが行く。お前達はここで待っててくれ」

『行かないほうがいいんじゃない?私、とてつもなーく嫌な予感がするんだけど』

「だからと言って、確認しないわけにゃいかねーだろ?」

『いや、そうだけど・・・・』



躊躇する間もなく一人で部屋に入って行ってしまった。

コナンはその布をバッとめくりとった。その中にあったのは、透明感のある二色の液体の入ったタンク。その中にタイマーがあった。


瞬時に事を察した優樹菜は、部屋に入ってそのタンクに駆け寄る。



『ちょっと、やっぱりこれ・・・・』

「これは・・・・」



コナンはこのタンクに見覚えがあった。安室に教えてもらった爆弾。それが、今目の前にあるものと激似していた。

三年前、松田が解体しようとしていたあの爆弾。



「____爆弾だ!すぐ逃げろ!」

「ええっ!?」



コナンが叫ぶと同時。トラップが仕掛けられていたらしく、扉が大きな音をたてて閉じられた。慌ててドアを開こうとするが、ドアは固められたかのようにして動かない。

プレゼントは最初からなかった。やはり、優樹菜が感じ取った通り嫌な展開になった。


コナンは苦い顔をしながらも、爆弾の前にしゃがんでいる優樹菜を見やる。



「時間は!?」

『・・・・爆発まで二分もない。コナンくん、皆を早く外に行かせて!』

「わかった!・・・・おいお前ら!爆発まで二分もない!なんとかして脱出するから、先に下りててくれ!」

「で、でも・・・」

「いいから早く行け!」



強めに言えば、廊下側から冷静な声が聞こえて来た。灰原だ。「行くわよ」と促した彼女に、他の子供達は躊躇った。友達を置いていくことに気が引けたのだ。

しかし、彼らも灰原に一喝されて走り出した。


それに一度安堵したコナンは優樹菜のところに駆け寄った。優樹菜は冷や汗を流しながら、ハサミなどを使って順番に爆弾の解体作業を始めている。

見たことのない爆弾のはずなのに、スムーズに進められているその作業にコナンは目を見開いた。



「よく解体できるな・・・」

『・・・・三年前にも設置されたこの爆弾。解体が難しいって、松田刑事と萩原刑事がぼやいていたの。個人的にも気になってた事件だから、ついでに解体方法を教えてもらった』



松田も萩原も、元は爆発処理班の刑事だ。爆弾のことはお手の物の二人から教えてもらった知識は、こういうときに本当に役に立つ。






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ゆゆ(プロフ) - yumさん» 初コメありがとうございます〜!最近忙しくって更新できていませんでしたが、今日は頑張って更新させて頂きます! (2023年4月17日 20時) (レス) id: ee2abfb454 (このIDを非表示/違反報告)
yum - 初コメ失礼します!この作品めちゃくちゃ面白いです!更新頑張って下さい🙌応援してます📢 ̖́-‬ (2023年4月12日 19時) (レス) @page7 id: 078a32e2da (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 花音さん» 初めまして!そう言っていただけて嬉しい(*^-^*)♡ありがとうございます! (2023年3月21日 17時) (レス) id: ee2abfb454 (このIDを非表示/違反報告)
花音(プロフ) - 初めまして♪凄く面白かったです( ≧∀≦)ノ続きがとても気になります( ;`Д´)これからも応援してます(^○^) (2023年3月20日 11時) (レス) @page7 id: c9954f1e86 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆゆ | 作成日時:2023年3月18日 23時

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