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『なんか、変だね』

「ん?」

『さっき、クリスティーヌさんに来た電話。違和感感じなかった?』


メモを見ながらきゃいきゃいと楽しそうに歩いている子供達の後ろをついて行くように歩いていた優樹菜とコナン、そして灰原。

優樹菜の静かな呟きに、二人は首を傾げる。


「そうかしら。私はただ、自分の都合しか考えていない相手からの電話に聞こえたけど」

「オイオイ・・・」



灰原のサラリとしたその発言に思わず苦笑してしまったコナンだったが、優樹菜の怪訝そうなその表情に元の表情に戻した。


・・・・・先程、クリスティーヌに来た電話には何故か違和感があった。

これも前世のもうほとんどない記憶が関係しているのか、とは思っているが・・・・なんか、思い出せそうで思い出せないのがむずがゆい。



「ここですね」


光彦のその声に、優樹菜も顔を上げた。


そこは、渋谷の繁華街から少し離れた路地裏にあった。古いビルがあり、それを囲うように高い建物が並んでいる。廃墟と言っても過言ではないほどの古いビルは薄暗くて、オバケでも出そうな・・・・。

・・・・まあ、転生してからというものの、優樹菜はオバケを信じなくなったが。だって、転生している時点で自分はオバケ以上の何かになってしまったのだから。



『ここの六階だったっけ?』

「はい、間違いないですよ。ここの六階って・・・」

「とりあえず行こうぜ」

『わざわざこんなところまで来て、わざわざ六階に・・・・?』



私達も行きましょ、と灰原に言われ、優樹菜は不自然に思いながらも階段を上り始めた。

六階にたどり着けば、扉の開いている部屋があった。中を見てみれば、中には大きな布で覆われた何かがある。周囲の物も散らばっていて、人の気配はまったくもってなかった。


光彦は、持っていたメモを読み上げる。


「プレゼントは覆われた布の中・・・・・」

「あれのことじゃねーか?」



元太がそう言い、部屋の奥の大きな布を指差す。その大きさに、歩美は不安げに呟いた。


「大きいね・・・・」

『だね。・・・・・うーん、なんとなく展開が読めた気がする』



今までの経験で察しがついてしまった。いや、したくはなかったし、ないと信じていたかった。

ましてやここは「あの」名探偵コナンの世界。これが日常と一体化されているようなこの世界では日常茶飯事のようなものだ。

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ゆゆ(プロフ) - yumさん» 初コメありがとうございます〜!最近忙しくって更新できていませんでしたが、今日は頑張って更新させて頂きます! (2023年4月17日 20時) (レス) id: ee2abfb454 (このIDを非表示/違反報告)
yum - 初コメ失礼します!この作品めちゃくちゃ面白いです!更新頑張って下さい🙌応援してます📢 ̖́-‬ (2023年4月12日 19時) (レス) @page7 id: 078a32e2da (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 花音さん» 初めまして!そう言っていただけて嬉しい(*^-^*)♡ありがとうございます! (2023年3月21日 17時) (レス) id: ee2abfb454 (このIDを非表示/違反報告)
花音(プロフ) - 初めまして♪凄く面白かったです( ≧∀≦)ノ続きがとても気になります( ;`Д´)これからも応援してます(^○^) (2023年3月20日 11時) (レス) @page7 id: c9954f1e86 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆゆ | 作成日時:2023年3月18日 23時

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