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「それは困るな。この後、司会をする方と打ち合わせがあるのに」

「そう言ったんだけど・・・」


困った様子の村中とクリスティーヌ。それを少し離れたところで見ていた少年探偵団の子供達は、顔を見合わせて頷くと、二人に近寄った。


「ボク達が行ってきましょうか?」

「この近くなんだよね?」


「いや、しかし・・・・」



子供に任せるべきか、と悩んで躊躇する村中に対し、子供達は「子供だからと侮るなかれ!」と決めポーズを取っている。いつの間に、とコナンも思わず苦笑した。


「でも・・・やっぱり、小学生だけに任せるのは少し不安だわ。危ないことが起こるかもしれないし・・・」

「それなら、優樹菜お姉さんも一緒に行こうよ!」

『え、』



クリスティーヌに反応した歩美は食いつくようにそう言った。突然聞こえて来た自分の名前に、優樹菜は「え」と固まる。

そこから話の展開は早かった。二人は「それなら」と歩美達に地図を描いたメモを渡し、逃げようと試みたコナンと灰原も巻き込まれて捕まった。



「やっぱりこうなるのか・・・」

『まあ、いいんじゃない?確かに・・・コナン君が付いていないとちょっと私も不安だし・・・・』

「オメーも巻き込まれてるけどな」

『別にこのくらいなら構わないよ。あの子達、素直でいい子だしね』



ニッコリと笑い、部屋を出て行った子供達を追うように歩き出した優樹菜の背を見ながら、コナンはため息をつく。しゃあねえな、と零しながらも、コナンも外へと向かったのだった。




「あの子・・・・」

「? どうかしたんですか?」

「いえ、さっき子供達の付き添いで出て行ったあの女の子・・・・どこかで見覚えがあるのよね」



どこかしら?と首を傾げるクリスティーヌに、蘭も「そうなんですか?」と少し首を捻ったのであった。







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ゆゆ(プロフ) - yumさん» 初コメありがとうございます〜!最近忙しくって更新できていませんでしたが、今日は頑張って更新させて頂きます! (2023年4月17日 20時) (レス) id: ee2abfb454 (このIDを非表示/違反報告)
yum - 初コメ失礼します!この作品めちゃくちゃ面白いです!更新頑張って下さい🙌応援してます📢 ̖́-‬ (2023年4月12日 19時) (レス) @page7 id: 078a32e2da (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 花音さん» 初めまして!そう言っていただけて嬉しい(*^-^*)♡ありがとうございます! (2023年3月21日 17時) (レス) id: ee2abfb454 (このIDを非表示/違反報告)
花音(プロフ) - 初めまして♪凄く面白かったです( ≧∀≦)ノ続きがとても気になります( ;`Д´)これからも応援してます(^○^) (2023年3月20日 11時) (レス) @page7 id: c9954f1e86 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆゆ | 作成日時:2023年3月18日 23時

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