番外編１ ページ25
【番外編 第一話「我妻善逸」】
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
優樹菜は困っていた。
それはもう非常に非常に困っていた。
何に？
そう、目の前にいる
「優樹菜ちゃ〜ん♡」
「優樹菜さんのお知り合いですか・・・・・？」
「ハッ！そこのお嬢さんもよければ俺と一緒に」
『百ちゃん、帰ろ』
雄英の校門前で優樹菜がやって来るのを待ち構えていた善逸。
どうやら優樹菜を放課後デートに誘いたかったらしいが、それは一瞬で切り捨てられた。
第一、鬼殺隊にそんな悠長な時間なんてない。
非番と言えど鍛錬は必要だし、技を極めていかなければならない。
多分、これが甘露寺などからの誘いなら喜んで誘いを受けたであろう。
だが相手はあの善逸。
優樹菜と禰豆子、胡蝶やカナヲといった可愛い子や美人な子には必ずすり寄って来る。
ちなみにアオイは怖いらしく、そんなことはしない。
主に優樹菜と禰豆子に対してが酷すぎる。
なんというか・・・・最早醜く思えてくるのだ。
それが八百万にも目を付けだしたら、と思うとぞっとする。
「あれ、二人ともそんなとこで何してんの？」
「あれ、誰だその人。なんか上鳴みてーだな」
「上鳴さん、切島さん」
背後の雄英の校舎からやって来たのはクラスメイトの上鳴と切島。
二人は善逸がおよおよと泣いているのをみて少し・・・・いや、かなりドン引きしていた。
『この人は我妻善逸。同い年だけど・・・女の子が大好きで困ってるんだよね』
「あ、もしかして英単語の基礎も覚えてない奴？」
「なんで知ってんの！？やだこの赤いの！！」
『我妻くん！初対面で失礼な言葉は控えてっていつも言ってるでしょ！！』
「ところでモモちゃんだっけ？一緒にどっか行かない？」
「え・・・・・」
『我妻くん！！！』
八百万にも引かれ、優樹菜はブチッと青筋を額に立てた。
言うことを訊いてくれない善逸に限界が来たのだ。
『・・・・・・我妻くん』
「ん？なぁに優樹菜ちゃんっ♡」
『いいよ、遊んだげる。鍛錬と言う名の遊びでね♥』
「・・・・・・・・」
『不死川さんにお願いしよっかなぁ。頑張ってね★』
「この度は誠に申し訳ありませんでした」
((なんか変な奴だ！！))
(優樹菜さん・・・・少しカッコいいです！))
これを機に女の子に関わるのを若干控えた善逸であった。
完。
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ゆゆ(プロフ) - 夜空さん» 番外編も読んでくださってありがとうございます！この組み合わせ、なんだかんだいいですよね笑 (2022年9月6日 16時) (
レス) @page27 id: 79c4dd70dd (このIDを非表示/違反報告)
夜空 - 無口と天然いいなぁ｢あ、でも華城は大嫌いと言っていました｣最高すぎるwww (2022年9月6日 13時) (レス) @page27 id: 89b4ed43fb (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 掛け持ち魔ﾁｮｺﾐﾙｸ ﾁｮｺﾐﾝﾄ味 2号さん» えええ！！もう嬉しすぎてチョコみたいに溶けてまうねんて(#^^#)♡ありがとうございます！ (2021年11月14日 22時) (レス) id: 43298fbcb4 (このIDを非表示/違反報告)
掛け持ち魔ﾁｮｺﾐﾙｸ ﾁｮｺﾐﾝﾄ味 2号(プロフ) - 神としか言えない。それ以外の言葉が出ない。どうしよう。ゆゆさんの名前が神々しく輝いている。 (2021年11月14日 22時) (レス) id: 95a5030b9b (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 小桜さん» えー！嬉しい(*^^*)ありがとうございます！ (2021年10月24日 22時) (レス) id: 35eb047a16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆ
| 作成日時：2021年10月17日 11時
