８５ ページ22
『彼らを殺すなんて、そんなことさせるわけない』
「か、華城さん・・・・！！」
『皆、怪我はない・・・・ってめっちゃ怪我してるー！！』
とりあえず止血！！と優樹菜に叫ばれ、はい！！と思わず大声で返事をした緑谷と飯田。
止血を始める彼らをよそに、優樹菜は眼前にいる童磨を見据えた。
その瞳は怒りに満ちている
『・・・・で？なんで童磨がここにいるのか聞きたいのだけれど』
「えー？大体は予想出来てるんでしょ？」
『マジでヴィラン連合と繋がってたのか・・・・人間と協力関係を結ぶとは、鬼も地に落ちたものだね』
「まさか。あの御方がそんなことするわけないでしょ〜あんなの建前だよ！」
＿＿＿＿＿どうする。
会話をすることで緑谷達を逃がすタイミングを計るが、おそらく童磨にはバレている。
きっと彼らを巻き添えにしてもかまわないと思っているのだろう。
第一、ここにはヒーローがいる。もし鬼殺隊の存在がバレたら・・・・・
『(いや、今はそんなことはどうでもいい。どうせ先の戦いでバレてしまうことだから・・・もしバレたら全力でお館様に謝ろう！！)』
そう思い込み、優樹菜は刀を構える。
『止血終わったらはやくこの場から離れてくださいねー』
「君はどうするんだ！？見たところ、こいつらと同じ雄英生だよな・・・！？それなら、ヒーローである俺が！」
『あ、これと戦ったら死ぬんで。轟くーん、君は稀血なんだから今すぐ去らないと秒で死ぬよ。私だって・・・生きれるか分かんないから』
「・・・・・」
振り向かずに言った優樹菜に、少し迷いを見せる轟。
鬼を相手に自分が敵うはずがない。
だが、仲間を残していくのにも抵抗があった
状況をあまり理解できていない緑谷達だってこの場を去る気はないようだ。
「あれ、優樹菜ちゃんの仲間、逃げる気なさそうだけど。そんなに死にたいの？」
『っ！』
＿＿＿＿＿＿血鬼術 冬ざれ氷柱
無数の氷柱が優樹菜達の頭上に現れ、それらが勢いをつけて落ちてくる。
優樹菜はまだしも、こんな勢いのをただの人間が避けられるわけがない。
『雫の呼吸 弐ノ型 露華！！』
優樹菜は細かい斬撃で氷柱を粉々にした後、緑谷達全員を後方へ投げ飛ばした。
「痛っ！？」
「わぁっ！？」
雑いのは許してほしい
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 885人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆゆ(プロフ) - 掛け持ち魔ﾁｮｺﾐﾙｸ ﾁｮｺﾐﾝﾄ味 2号さん» あるあるすぎる・・・！発想がすごいですね笑私の場合、一番くじは後ろの人が去ってってましたけど (2021年11月14日 22時) (
レス) id: 43298fbcb4 (このIDを非表示/違反報告)
掛け持ち魔ﾁｮｺﾐﾙｸ ﾁｮｺﾐﾝﾄ味 2号(プロフ) - 一番くじ 舐めプで行けば 大行列。前の人 フィギアが無くて どこか行く。 (2021年11月14日 21時) (レス) @page29 id: 95a5030b9b (このIDを非表示/違反報告)
掛け持ち魔ﾁｮｺﾐﾙｸ ﾁｮｺﾐﾝﾄ味 2号(プロフ) - 勉強中 小説読めば 止まらんわ。 (2021年11月14日 21時) (レス) id: 95a5030b9b (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - リィさん» あっ😅変換ミス・・・！教えてくださりありがとうございます！！ (2021年10月18日 16時) (レス) id: 79c4dd70dd (このIDを非表示/違反報告)
リィ(プロフ) - ちょっと気になったことがあったんですが、87の夢主が煉獄さんに"気に止むことはない"と言われていましたが"気に病む"では？ 相変わらずとても面白いです！続編行きましたが更新頑張ってください！！！ (2021年10月18日 11時) (レス) @page24 id: 3d8772a864 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆゆ
| 作成日時：2021年10月9日 22時
