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誰が思うだろう。
冗談で「私のこと好きなの？」って聞いたらそうだと言いたげな態度を推しにとられる。
目の前で若干顔を赤くしている焦凍はもう乙女だ、恋する乙女。
え、これ普通立場逆じゃね
『・・・・そっかー、私のこと好きになっちゃったのか・・・・・』
「・・・・・」
『まぁ確かに私は可愛いし強いし歌上手いし何より可愛いし？モテるとは思ってたけど』
「・・・・・」
『・・・・・・ねぇ、全力で顔背けんのやめてくんない？なんか嫌われてるみたいじゃん。え、私のこと好きなんだよね？これ、違ったら私超絶ハズイんだけど』
バッと後ろを向いてしまった焦凍。
あんまりからかわないほうがよかったか・・・・と若干反省。
『ま、私も好きだけどね』
「・・・お前のは意味が違うだろ」
『心外だなぁ。私、これでも結構本気なんだけど』
「え？」
振り返った焦凍と目が合う。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿もうすぐ一年。
皆と出会って一年たつ。
その中で「好き」が変わっていった
『正直、私はこの世界がどうなろうが興味がなかった。でもさ、焦凍がね、私のことを信じてくれたからさ・・・・頑張るしかないじゃん？』
「え・・・・」
『この世界に来て、不安だらけで、どうしようもなくて・・・・・その中で、沢山のこと学んだよ。なんかこんなこと言うの、らしくないけどさ』
・
『・・・・・ちゃんと、口で伝えて欲しいかな』
「お前、顔赤いぞ」
『ちょっと！ヒロインっぽいこと言ってみたのに！！ツッコミいれんといて！？』
「関西弁」
『もう黙れ』
「黙ったら告白できねぇぞ」
『・・・・・・・私が黙ります』
「ふ・・・・なんだそれ」
焦凍は黙った私を見て言った。
「・・・・・好きだ」
『え、それだけ？』
「いや黙るんじゃねぇのかよ」
『私も好きだよ』
「このタイミングで言うもんなのか？」
でも、これが私にとっての日常だから。
私はぐいっと焦凍を引き寄せ、その頬に口付けた。
ポカンとする焦凍はいつも通り尊い。
だが、それは一年前の意味とは少し違っている。
『焦凍。私、もっと焦凍に好きになってもらえるように努力する』
「・・・・・おう・・・？」
まだまだ私達の恋愛はこれからだ。
だけど、これだけは言える。
焦凍のことを好きになれてよかったって。
完
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ゆゆ(プロフ) - Sari0125さん» いろんな作品見てくれてありがとうございます！！もう嬉しすぎて天に昇る・・・/// (2021年10月25日 20時) (
レス) id: 79c4dd70dd (このIDを非表示/違反報告)
Sari0125(プロフ) - クッソ面白かったです！何週したかな…、とにかくゆゆさんの作品大好きです！これからもずっと見続けます！そして無理せず投稿頑張ってください！ (2021年10月25日 16時) (レス) @page17 id: a44dee02c2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 夢林檎さん» 私の方こそいつも読んでくださりありがとうございます！！夢林檎さんの作品・・・・また読みに行かせていただきます！本当にありがとうございます！ (2021年10月24日 23時) (レス) id: 35eb047a16 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - モモさん» ありがとうございます！いろんな作品読んでくれて・・・嬉しいです！ (2021年10月24日 22時) (レス) id: 35eb047a16 (このIDを非表示/違反報告)
モモ - 完結おめでとうございます！なんかずっと好きな作品だったので寂しいような嬉しいような・・・・・これからも別作品頑張ってください！！ (2021年10月24日 21時) (レス) id: 43298fbcb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆ
| 作成日時：2021年10月2日 16時
