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『さて、轟くん。負ける準備はいかが？』
「何言ってんだ。それは・・・お前のほうだろ」
≪さァーーー！！これで決勝進出が決まるぞ！？この二人は両方とも推薦入学者！！実力はホンモノだァーーーーー！！！≫
＿＿＿＿＿＿＿私、轟くんのことを殺す気で戦いにいくから
あの言葉は、半分冗談で半分本気。
轟に本気を出してほしいという気持ちがあったからこそ、今の今まで自分の「個性」を封じてきた。
だから、ここで完全に勝利する
≪スタァァァァァァァァァト！！！！≫
(まずは氷結で・・・・・！！！)
先手必勝とでもいうように、轟は右足から巨大な氷を優樹菜にぶつけた。
が、優樹菜はそれも横に避けて当たることはなかった。
『・・・・前にも言ったでしょ。私、氷は嫌というほど見てるの』
「・・・・？」
かつての戦いで、氷の血鬼術を使う上弦の鬼と対峙した時よりも、断然楽だ。
優樹菜はクスリと笑いながら、轟を見つめた
『さて、次の手段は？早くしないと時間がなくなっちゃうよ？』
≪華城ー！さっきから思ってたが、ちょっと意地悪なとこあるなぁ！？≫
『・・・・・・』
うるっさ
「チッ・・・・・！！」
次々に氷を出しても、全部避けられる。
轟に攻撃をしに来ないのは、きっと轟が本気を出すか出さないのかを伺っているのだろう。
そうじゃなきゃ、きっと今頃もうこの試合は終わっている
＿＿＿＿＿＿左を使え、焦凍！！
(俺は・・・・俺は、まだ・・・・・！！)
ちらつくその声に、轟は顔を歪ませた。
そして、その様子を見て何かを察した優樹菜はふと動きを止める
『・・・・・ああ、そういうこと』
「あ・・・・？」
『君さ、お父さんのことが頭から離れないんでしょ。で、その炎を使うことを拒んでいる。違う？』
「・・・・・」
図星を言い当てられ、ポカンとする轟に、優樹菜は愉快気に笑いながら続けた
『私もね、偶にあるから分かるの。アイツの私を嘲笑ってくるあの時の様子が・・・・ずぅっと縛りついて離れないんだ。
・・・・・だからさ、もう使っちゃえばいいんだよ』
「いや、それ答えに＿＿＿＿＿＿＿」
ヒュオォ・・・・・・
突然、ひんやりとした冷気が会場を包み込んだ。
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ゆゆ(プロフ) - 掛け持ち魔ﾁｮｺﾐﾙｸ ﾁｮｺﾐﾝﾄ味 2号さん» 私からしたらあなたの方が神様ですよ！？いつもありがとうございます！ (2021年11月14日 21時) (
レス) id: 79c4dd70dd (このIDを非表示/違反報告)
掛け持ち魔ﾁｮｺﾐﾙｸ ﾁｮｺﾐﾝﾄ味 2号(プロフ) - この作品が好み系だった為後から一気読み系をすることにした私です。ゆゆさんマジ神。 (2021年11月14日 20時) (レス) id: 95a5030b9b (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - きつねさん» 私もです\♡/ (2021年10月9日 18時) (レス) id: 79c4dd70dd (このIDを非表示/違反報告)
きつね - 好きです。（真顔）( ｰ`дｰ´)ｷﾘｯ (2021年10月9日 17時) (レス) @page29 id: c05aa2aa81 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - ほたるさん» 嬉しすぎでは！？これはもう頑張るしかないですね！！私の方こそ、本当にありがとうございます！！ (2021年10月9日 15時) (レス) id: 79c4dd70dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆ
| 作成日時：2021年9月26日 20時
