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「・・・・で、返事はどうなんだ？」
『ちょ、まっ・・・・・』
「待たない」
『君いつからそんな感じになっちゃったの』
あの天然ボーイはどこいった・・・・と、脳内プルスウルトラしている優樹菜。
轟はそんな優樹菜の左腕を優しくつかんだ
「やっぱこれ、まだつけててくれたんだな」
『あ・・・・うん。冬美さんから貰った髪飾りだから』
雪の結晶のその髪飾りはキラキラと光に反射して光っていた
「桜咲、好きだ。俺と・・・・付き合ってくれないか？」
『・・・・・・・・・・でも』
自分を偽り続けて数年
悲しみに包まれてきた優樹菜に、その選択は難しいものだった
『だって、私は・・・本当ならこの世界に居なくって』
「・・・・・」
『二回も、死んで・・・・』
「それでも、いい」
俺は桜咲が好きだから
前世が、死んだから、転生したから
そんなことなんて関係ない
そう言い切った轟
『っ、う・・・・・なんでいっつも、轟くんは・・・・』
「・・・・・・」
『ずるいよ・・・体育祭のときからなんて・・・・』
それでも
それでも私は
『私は・・・・轟くんに救われたんだ。』
「！」
『誰かと関わらないように。関わったら駄目だ。
そう思い続けて、自分を偽った。本当の私を隠した
なのに・・・なのに轟くんはいつも偽物の私を壊して・・・・！』
気づいていたけど、無視をしていた
本当の自分の気持ちを
偽物私の気持ちだと偽って
『私も・・・轟くんのことがっ・・・・ずっと前から好きなのに・・・！』
「桜咲」
ぼろぼろと涙をこぼす優樹菜を、轟は優しく抱き留めた
君と出会ってすべてが変わった
君と出会って本当の自分が生まれた
「帰ろう、雄英に。ヒーローアカデミアに」
『うん』
最高傑作として
その責務を全うするため
そして自ら命を絶ったあの日から
偽り続けた彼女の氷は
同じ「最高傑作」だった轟によって溶かされた
『轟くん』
「なんだ？」
『・・・・好きだよ。この世界中の、誰よりも』
「・・・・！」
この日この瞬間
全ての氷が溶けた彼女の、本物の笑顔という花が咲いたのだった
☆
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ゆゆ(プロフ) - まいねーむいずオタッキーちゃん！さん» 返信大遅刻（（読んでくださりありがとうございます！めちゃ前の作品だから、今もなお読んでくださる人がいて嬉しいです！ (2023年2月23日 22時) (
レス) @page16 id: ee2abfb454 (このIDを非表示/違反報告)
まいねーむいずオタッキーちゃん！ - ヤバイ、最後普通に泣きそうになった← (2022年12月5日 0時) (レス) @page16 id: 78bf642dad (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - アオちゃんさん» ありがとうございます！最後まで読んでくださりありがとうございました！ (2021年12月9日 14時) (レス) id: 79c4dd70dd (このIDを非表示/違反報告)
アオちゃん - とっても面白かったです！これからも頑張ってください(๑•̀ㅂ•́)و✧応援しています🎌 (2021年12月9日 14時) (レス) @page15 id: a5ab7eb0d5 (このIDを非表示/違反報告)
ユニ - そうだったんですね! テスト頑張ってください! (2021年12月3日 21時) (レス) id: 6502efe1aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆ
| 作成日時：2021年8月1日 14時
