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走り去っていった優樹菜を見送ったトガ。
その表情は歓喜に満ちていた
「えへへ、優樹菜ちゃん・・・カァイイネェ・・・・」
ナイフを取り出しながら小さく呟いた
無論、そこにはもうトガ以外誰も居なかったためその声は誰の耳にも入らなかったが。
「次会う時が楽しみです。その時には・・・ちゅうちゅうさせてもらいましょう」
こうして、トガもまた暗闇へと姿を消した
☆
次の日
「なーなー緑谷！！」
雄英高校、１−Aの教室にて。
上鳴がスマホ片手に登校してきた緑谷に近寄った
「どうしたの？上鳴くん」
「昨日さ、切島たちと今噂になってるメイドカフェに行ってきたんだ」
「あ、そういえば芦戸さんたちも行くって言ってたね。どうだった？」
「それがさ、見てよこの子！！超可愛いだろ！？」
見せられたのは昨日取ったであろう写真
上鳴、切島、峰田、瀬呂に囲まれて天使の微笑を浮かべている＿＿＿＿＿＿＿
「ああああああああっ！？」
「うおっ！？どうした緑谷！可愛さにやられたか！？」
スマホに飛びついて目を見開いて大絶叫した緑谷に、上鳴も思わずビクリと肩を震わせた。
急な大絶叫で、前の席に座っていた爆豪がキレたのは当たり前だが、あまり大声の出さない緑谷が叫んだことにより自然と全員の視線が緑谷と上鳴に集まる
「この子、この子・・・・！！かっちゃん！！」
「うぜぇ、話しかけんなクソナード！！」
「違うって！この子！如月さん！」
「あ？」
“如月”というワードに反応した爆豪は緑谷からスマホを奪い取った
「え、ちょっと？それ、俺の＿＿＿＿＿＿うわっ！？」
「待って！今デクくん如月って言った？言ったよね！？」
「それって確か、ヒーローが探してるって言う＿＿＿＿＿＿」
わらわらとクラスメイトが集まり、スマホを取り返そうとした上鳴は皆に弾き飛ばされた
特に優樹菜の外見を知っている者は身を乗り出して見ていた
「あー！ほんまや、優樹菜ちゃんや！」
「え？この子が？めっちゃ可愛いじゃん」
「てかヒーローがあんなに探して見つからなかったのに、メイドカフェで働いてるとか・・・」
盛り上がっている中、爆豪は
「この女ァ・・・・！この間の借りは返すッ！！」
殺気に溢れていた
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ゆゆ(プロフ) - 白狐さん» この作品も読んでくれたんですか・・・！？ありがとうございました！ (2021年11月11日 20時) (
レス) id: 79c4dd70dd (このIDを非表示/違反報告)
白狐 - 面白かった〜！他の作品の更新も頑張ってください！ (2021年11月11日 20時) (レス) @page21 id: c05aa2aa81 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 小桜さん» 嬉しい(*^^*)ありがとうございます！！女神ってなんか不思議ですねえ(誰目線) (2021年10月27日 23時) (レス) id: 35eb047a16 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 掛け持ち魔ﾁｮｺﾐﾙｸ ﾁｮｺﾐﾝﾄ味 2号さん» 最後までありがとうございました！なんか複雑な終わりかたでしたが・・・楽しんで頂けたなら嬉しいです！ (2021年10月27日 23時) (レス) id: 35eb047a16 (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - 女神系は初めて見ましたね。新しい感じでめちゃくちゃ面白かったです！皆を守って自身の命を捨てる......うぅ……！カッコいいです！来世はお幸せに！！ (2021年10月27日 22時) (レス) @page21 id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆ
| 作成日時：2021年7月29日 11時
