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『とにかく、今はそんなことどうでもいい』
「よくはないだろ」
『いいんです〜。今はヒューマライズとか、妖花のほうで忙しいんだから。緑谷くんは？黒鞭の調子どう？』
「それも知ってるんだ・・・・。結構使いこなせるようになったんだ。実用性もあるし・・・」
『・・・・そ。』
ところで、と優樹菜は話を転換させる。
『ねぇ、潜入した場所になんかあったりした？』
「何か・・・ってなにが？」
『例えば、資料みたいなのとか、変なモノとか』
その言葉に、「そういえば・・・」っと緑谷が呟く。
そして自分が見つけた、あの赤い染みのできた手帳を取り出した。
文字がにじんでいて、文字も読めないその手帳。
優樹菜はそれを受け取ってパラパラとページをめくっていく。
そして、とあるページでめくっていた手を止めた。
『・・・・やってんなぁ、アイツ』
「？」
『これ、恐らく妖花に殺されたヒューマライズの団員が持ってた手帳だね。・・・この染み、見るからにして血だし。ってことは、鬼とヒューマライズが手組んでんのかな』
「えっ」
えっ。
緑谷はカチンと硬直した。
・・・・え？人？人の血なのそれ？
『あーあ、面倒ったらありゃしない。だけどまぁ・・・・如月ちゃんのためにも頑張りますか』
「だから誰だよそれ」
『・・・・・憎いくらい可愛くて、メイドしてた女神です』
その時、優樹菜の頭の中に浮かんだのは「女神でぇす♡前まではヒロアカの世界にいましたぁ」っと、超絶いい笑顔で言ってくる如月優樹菜の姿。
・・・・・・次会ったら容赦せん。
「ヒューマライズのこと・・・・やっぱり、華城さんは知ってるの？未来のことも・・・」
『まぁね。でも、妖花が居るなら話は別。何ともないといいんだけど・・・・・』
「そっ、それなら今ヒューマライズのフレクトがどこに居るか知ってたりする！？」
その言葉に、優樹菜はニッコリと微笑んだ。
『未来のこと言ったら、その瞬間からこの世界から消えちゃうの、私♡』
「・・・・なんかスミマセン」
・・・・・・・・・ヒューマライズ・フレクト
そして、唯一の生き残りの妖花。
表では笑いつつも、優樹菜は思う。
今目の前に居る彼らは。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿絶対。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿絶対、私が守り抜いてみせる。
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ゆゆ(プロフ) - きららさん» 嬉しいです！いつもありがとうございます！ (2022年1月16日 11時) (
レス) id: 79c4dd70dd (このIDを非表示/違反報告)
きらら(プロフ) - ゆゆさんの作品いつも見てます！これ1章から読んでるんですけどめっちゃ面白いです！ (2022年1月16日 9時) (レス) id: 9dad630efc (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 璃璃さん» マジですか！！新作は本日より更新開始ですっ(#^^#) (2022年1月5日 12時) (レス) @page24 id: 43298fbcb4 (このIDを非表示/違反報告)
璃璃(プロフ) - コメント失礼します！僕予告の感じとっても好きです。この作品読んであんまり知らなかったヒロアカが大好きになりました！これからも頑張ってください！ (2022年1月5日 9時) (レス) @page24 id: e4b1da5e1c (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 琥珀さん» ありがとうございます！嬉しいです！ (2022年1月3日 19時) (レス) id: 79c4dd70dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆ
| 作成日時：2021年12月8日 14時
