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・・・・・そう。似ているから。
パシッ、っと優樹菜は俯いたまま刀をしまった。
それを戦闘意欲を失くしたのかと思ったべロスとシデロは、そのままヘリで違う方向へと向かった。
自分たちが狙う、獲物のもとへと。
『・・・・・・ほんっとうに・・・・・』
＿＿＿＿＿＿＿＿お前、ここが基礎だぞォ？死ぬ気でやれ。
＿＿＿＿＿＿＿＿こんなものも出来ないのならば、柱は愚か・・・鬼殺隊になる前に死ぬぞ。
『似すぎて腹立つッ・・・・！！！』
結論：不死川と伊黒に似ててイラついた。
前世で・・・っというよりかは、まだ鬼滅の刃の世界にいたころ。
弱小だった優樹菜のことを人一倍気にかけてくれていたあの二人の悪口はそりゃもう止まらなかった。
できないことがあれば「こんなこともできないのか」と言われ、諦めかければ投げ飛ばされたりもした。
・・・・・投げ飛ばされたことを大げさに胡蝶に言えば二人はとんでもない説教を喰らっていたが。
＿＿＿＿＿＿＿お前は、どうしたいんだ。どうなりたいんだ？
＿＿＿＿＿＿＿そりゃ・・・甘露寺さんが私を守ってくれたみたいに、誰かを守れるような・・・
＿＿＿＿＿＿＿なら、意地でも刀を振るえ。それがお前を強くするはずだ。
『・・・・・・・』
また会いたいなんて。なんでそう思ってしまうのだろうか。
☆
「ものすごい警備だ。戦わずに正面突破はできそうにない・・・・。ここを乗り越えていくしかないね」
「・・・・・・・・」
緑谷・・・そして、共に行動をしている少年、ロディは目の前にそびえる崖を見上げた。
彼らはクレイドに向かう為、車を使ったり、バスに乗ったりと自分の身を隠しながらここまでたどり着いていた。
だがしかし、あと一歩というところで大きな問題に差し掛かる。
それは、国境の一番近い駅に警備員がいて、指名手配されている緑谷たちがいないか探しているからだ。
自分の顔が世界中に流れ出てる以上、これ以上安易になんていかないだろう。
それがわかっているからこそ迷っていた。
だが、緑谷は「よし」と呟き、ロディの前でしゃがんだ。
「・・・・・そのケガで俺を抱えて登んのはしんどいだろ？俺はここまでだ」
「でも、車はガス欠だし、こんなところで一人にさせるわけには・・・・・」
ロディは、緑谷に持っていたケースを渡そうとした。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿だが、それは甘かった。
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ゆゆ(プロフ) - きららさん» 嬉しいです！いつもありがとうございます！ (2022年1月16日 11時) (
レス) id: 79c4dd70dd (このIDを非表示/違反報告)
きらら(プロフ) - ゆゆさんの作品いつも見てます！これ1章から読んでるんですけどめっちゃ面白いです！ (2022年1月16日 9時) (レス) id: 9dad630efc (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 璃璃さん» マジですか！！新作は本日より更新開始ですっ(#^^#) (2022年1月5日 12時) (レス) @page24 id: 43298fbcb4 (このIDを非表示/違反報告)
璃璃(プロフ) - コメント失礼します！僕予告の感じとっても好きです。この作品読んであんまり知らなかったヒロアカが大好きになりました！これからも頑張ってください！ (2022年1月5日 9時) (レス) @page24 id: e4b1da5e1c (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 琥珀さん» ありがとうございます！嬉しいです！ (2022年1月3日 19時) (レス) id: 79c4dd70dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆ
| 作成日時：2021年12月8日 14時
