転生者と出会った転生少女はどうやら愛されてしまったようで。第五章 (ページ39)

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「あの、夜桜優樹菜さんいますか？」

緑「夜桜・・・？ああ、花守さんか。花守さん、呼ばれてるよ」

翌日月曜日

昼休憩に女子の集団に呼び出された。

お茶子ちゃんとお昼一緒しようとしてたのに残念。

『・・・それで、何か御用ですか？』

結局雄英敷地内の、なんとも呼び出されるところに最適な建物裏まで連れてこられた。

目の前の女の子たちは何故か怒っている様子。

なんかしたっけ、と思いながら尋ねると

「あなた、あの爆豪くんや轟くんと距離が近すぎじゃない？」

『は？』

え、嘘でしょ

まさかのこれ全員人気一位を争う二人のファンクラブだったりするの？

肩のボタンを見るに、全員普通科だよね。

全員初対面なんだが。

『距離近すぎって言われても・・・普通に接してるだけなんだけど・・・』

「はぁ？轟くんと二人でお昼食べたり、お互い名前呼びなのが普通？何言ってんの」

「ヒーロー科に落ちた私達への当てつけ？ちょっと可愛いからっていい気になんないでよ」

あ、可愛いとは思ってくれてるんだ。

ありがとう←

『それなら二人にアタックすればいいじゃん。私そんなの興味ないし』

「普通科だと見れる機会も少ないの！」

『私呼び出せるんならうちのクラス来れるってことだよね？話しかければいいじゃんか』

「何その言い方、ありえない！」

『え、普通に言ったんだけど』←

この子たち、あの二人を信仰しすぎて頭ヤバくなっちゃったの？

医者に行ってこい

「っ何こいつ、超むかつくんですけど！！」

「少しくらい痛い目見せたほうがいいんじゃない？」

「だよね」

仮にもヒーロー志望なんだろ、何やってんだよ。

あの城ケ崎さんと同じ運命辿りたいのかな？((

「あれ？もしかして怖気づいちゃった？」

「土下座して謝るなら許してあげてもいいんだよ？」

嘲笑いながらカッターを持ってこちらに近づいてくる女子と、それを楽しそうに見ている女の子たち。

殴ってもいいかな、一回くらい。

いや、あることないことまた言われるな。

ということで

『え？私何もしてないのに謝るわけないじゃん。』