お父さんに報告 ページ29
「お父さん。ちょっといい？？」
白「どうした？」
お父さんの顔を見たら泣き止んだはずなのにまた涙が出てきた。
それでもお父さんは私が言うまで待っていてくれていた。
「…夜遅くにごめんね…。あのね、さっきサッチがティーチに…殺されそうになったの…。ｸﾞｽ…」
白「…！？なんだって？？」
「…ｸﾞｽ…。ﾋｯｸ…」
イ「お嬢、無理して喋らなくて良いからな。」
イゾウは優しく私の背中をさすってくれている。
マ「…どうやらサッチが昼間見つけた悪魔の実をずっと探していたらしくて、サッチを殺してでも欲しかったらしいよい。」
私がなかなか喋れないでいたらマルコが事の顛末をお父さんに教えてくれた。
白「あのアホんだらァ…。それでサッチは大丈夫なのか？？」
「…う゛ん゛っ!!大丈夫ッ！」
マ「Aがサッチの事を助けてくれたんだよい…。Aが魔法でサッチの治療をしなかったら…サッチは助からなかった…。」
白「…!!そうかァ。Aありがとよ。たった1人で立ち向かったのは怖かっただろう？皆気付いてやれなくてすまなかった。」
「ううん…！怖かったけど…サッチが助かって本当に良かった！！」
白「よく頑張った…。ほらAおいで。」
「お父さーんっっっっ！！」
私は勢いよくお父さんに抱きついた。
白「怖かったなァ。A大したものだ。気が済むまでいいぞ。」
「うんっ。お父さん…。」
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┈┈┈┈┈┈
マ「オヤジに抱きついたままA寝ちゃったよい。」
イ「そりゃあ疲れただろう。オヤジ起こすか？」
白「いやいい。このまま今日は寝かせておけ。」
マ「分かったよい。」
イ「じゃあ俺達は部屋に戻るとする。」
白「あぁ、明日隊長会議するから皆の事を集めてくれ。」
マ「…。了解。」
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作者名：はに | 作成日時：2022年9月16日 19時
