ティーチが ページ28
「…ティーチが昼間サッチが見つけた悪魔の実を欲しがって…サッチを……殺そう…としたの……。」
マ「…！？そんな…。あのティーチが？？！」
イ「…ウソだろ？」
「うん…。私は嫌な予感がしたからサッチの所に行ったんだけどさ…。こんな嫌な予感当たらなかったら良かったのに…。」
マ「いや、でもその場にAが居なかったらきっとサッチは…殺されていただろうよい。Aよく1人で頑張ったよい。」
「うっ…。マ…ルコ…私頑張ったよね…？ティーチは逃がしちゃったけどサッチの命は護れたよね…？ﾋｯｸ…。」
マ「あぁ、とっても頑張ったよい。ティーチの事はオヤジに相談だな。怖かっただろう？」
そう言ってマルコは優しく私を抱きしめてくれた。
「うわぁぁぁん!!本当に怖かったよぉぉぉ！！もう少し…私の呪文が遅かったらきっとサッチは…助かってなかった…！ﾋｯｸ…。仲間だからさ、つい油断しちゃったんだよね…本当に殺してでも奪おうとするとは思わなかったよ…。」
マ「…そうだな。」
イ「お嬢…。」
「ごめんね…ッ。こんなみっともない姿見せちゃって…。すぐ泣き止むから…。」
マ「いや、思う存分泣いていいよい。我慢は体に悪い。」
イ「マルコの言う通りだぞ。」
「うん…。2人ともありがとう…。」
ひとしきり泣いた私はサッチの容態を確認した。
サッチの手を握ると暖かったし軽く握り返してくれた。
「…良かった。サッチ暖かい…。生きてるね。」
マ「あぁ、直に目を覚ますよい。」
その足で私達はお父さんの部屋に向かった。
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作者名：はに | 作成日時：2022年9月16日 19時
