【番外編】初めての。 ページ19
*
「ちゅーしよう、及川くん！」
「……はぅえっ!?」
及川くんは予想通りのいい反応をしてくれた。
期待を裏切らないね。
「ま、ままま待って、今なんて？」
「だからちゅーしよって」
「はい!?」
「キスしようって言ってるの！」
「い、言い方変えなくていいから！」
ちょっと落ち着かせて、
と言って深呼吸をし始める及川くん。
…最近、こうやって彼の反応を楽しむことが多くなってきた気がする。
いやいや、私がSってわけではないよ？
照れる及川くんが可愛いすぎるのが問題なの。
「そろそろ落ち着いた？」
「う、うん」
「じゃあ、はい」
「……はい？」
及川くんがちゃんと頷くのを確認してから、私は目をつむった。
表情は見えないけれど、戸惑っている彼が容易に想像できる。
「目は閉じてるから及川くんのタイミングでどうぞ？」
「はっ、はい!?」
…いやぁ、私も積極的になったものだよね。
自分から迫るだなんて。
でもあの照れ屋の及川くんに任せっきりだったら、一生キスなんてしてくれないだろうしね。
だから私は自分から攻めていくことにした。
ガンガンいこうぜ！
「……及川くん？大丈夫？」
「えっ、いや、だ、だいじょうぶ…」
声だけでもわかる。絶対大丈夫じゃない。
……焦りすぎちゃったかな？
ちょっと残念だけど、
まあ別に急いですることでもないよね。
うん、あんまり彼に無理させるのもよくないし
これからゆっくり進展していけば＿＿……
と、思ったそのとき
ーー頬に、やわらかい感触。
「……今、ほっぺたに」
「こ、これでいいんで、しょ？」
目を開けば、真っ赤に頬を染める彼。
何が起こったのか理解した私は、
一気に顔が熱くなっていくのを感じた。
「……あ、う、うん。ありがとう……」
「ど、どういたしまして」
私がようやく絞り出した言葉は
消え入りそうな声で、しかも震えていて。
……こんなに照れるものだとは思わなかった。
「あーもう、恥ずかしくて死にそう…」
「私の方がもっと恥ずかしいよ!!」
「そこ張り合わなくてよくない!?」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿
かなり雑になってしまって申し訳ありません。
妄想が爆発したんです＼(^o^)／←
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ななうら(プロフ) - 水無月 蒼さん» ご閲覧、評価ありがとうございます！可愛い及川さんをお届けできたようで良かったです(笑) 続編の方も何卒よろしくお願い致します！ (2015年12月13日 14時) (
レス) id: fa90d567e6 (このIDを非表示/違反報告)
水無月 蒼(プロフ) - 及川さん可愛い笑笑 300票目げとりました。続編も見に行きますね(＊・ω・)ノ (2015年12月13日 13時) (レス) id: 6d3d08798f (このIDを非表示/違反報告)
ななうら(プロフ) - うめさん» コメントありがとうございます!! そう言っていただけて嬉しいです(*^-^*) 新作の方もよろしくお願いいたします！ (2015年10月10日 16時) (レス) id: fa90d567e6 (このIDを非表示/違反報告)
うめ - 面白かったです~!!及川さん可愛かった´`♭新作も読みます!!これからも頑張って下さい。 (2015年10月10日 11時) (レス) id: 8cba8d825f (このIDを非表示/違反報告)
ななうら(プロフ) - 優花さん» 確かに最初の方の及川さんはちょっとウザいかもしれませんね(笑)最終的には萌えていただけたようでよかったです！コメントありがとうございました！ (2015年10月5日 17時) (レス) id: fa90d567e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななうら | 作成日時：2015年10月3日 21時
