十二天将 鸕宮天馬と恋をした。

第７符 ページ9

数分後、陰陽連本部―――。




有「それにしても、こんな一気にたくさんの龍黒点を出現させるなんて、天の御柱に何かあったかな――――。
すーちゃん、至急原因を突き止めてもらえるかな」


す「任せて下さいな。
...あぁ、そういえば有馬はん、
さっき天馬はんがAの名前を出して何か言ってはりましたん、心当たりありますさかい？」


有「―――――――さあ？☆笑
どうだか。まぁこれ以上鳴神町での龍黒点の出現が多くなるようなら、彼に行ってもらおうとは思ってるけどネ〜♪
もう行く気満々みたいだねぇ。あっはは〜♪」


す「なるほど。まぁ、あの２人のこの先が楽しみやなぁ」


有「ほんとに、楽しみだねぇ...。」







鳴神町にて――――。




ろ「...あれが、龍黒点...。すげえ瘴気だ。めまいがしそうだな」


紅「えぇ、私達でもここに長時間居るのは限界がある。」


貴『それは分かってるみたいね。
まぁとにかく、あれが空いている以上、永遠にケガレが出続ける。町への被害を減らしたいならまずはあの穴を塞がなきゃならないの。』


ろ「それはどうすりゃいんだ！教えてくれ！」

紅「私も。お願いします!!」



貴『まぁ、まずはその前に。
既に出てきてしまったケガレ達を祓おうか――。
貴方達の力量を見させてもらうわ。』


ろ/紅「わ、分かった。/分かりました。」


ろ「いくぜ紅緒！」


紅「えぇ！」



ろ「星装顕符〈焔〉!! 重奏陰陽術式･星方舞装(ｱｽﾄﾗﾙ･ﾃﾞｨｻﾞｽﾀｰ)!!
流星拳(ﾒﾃｵｽﾏｯｼｭ)!!」

紅「白凛闘牙!!
無刀･朧蓮華 反閇･飛燕の型!!」



貴『ほぉ。まぁなかなかではあるな。』




ろ「ｸｯ、きりがねぇ！
紅緒！あれやるぞ！」

紅「うん！」



ろ/紅「「共振(ﾚｿﾞﾅﾝｽ)!!」」



貴『んん。そうそうそれを見たかったの。』

期待していたものを意外とすぐに見れる事に思わず口元が緩む。




ろ/紅「「紅蓮流星拳(ｸﾘﾑｿﾞﾝ･ﾒﾃｵｽﾏｯｼｭ)!!!」」



―――――ﾄﾞｫｫｫｫｫﾝﾝ!!!



貴『なるほど。双星であればこその技だな。シンクロ率も高いし悪くない。』





ろ/紅「ハァ、ﾊｧﾊｧ......。」



ろ「よし、とりあえずまとめて祓えたな。
―――あとは」


３人は龍黒点に向き直る。


紅「...龍黒点を塞ぐ。」

貴『言っておくけど、龍黒点を塞ぐにはかなりの呪力が必要になるの。今のあなた達の状態で出来ると思う？』



ろ「そ、それは....」

紅「呪力が....足りない。」

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