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第42符 ページ50

有「昔は有馬様ーって抱きついてきてくれたのに、僕寂しいな☆」


と言って私に抱きついてくるこの変態パンツ野郎。


貴『やめてください、そんな年にもなって、いい大人でしょう。』

と言ってもやめないのが変態の真骨頂。

さらにぎゅーっと抱きついてくる。



いい加減苦しくて気持ち悪いので離そうとした時に


ドゴォォォォオォォォオオオオンン!!!!!


扉ごとぶっ飛んで私達めがけて何かが飛んできた。


それをかわすために私達は瞬時に離れてそこから何メートルか退いた。



退いた時に一瞬見えたのは朱色と黄色の刀身。それもかなり大きめ。



土煙の方を見ると。



凄まじく不機嫌で有馬に対し殺気を飛ばしている天馬が歩いてやってきた。


貴『天馬...!!いたんだ。』




天「いたんだ、じゃねえ、お前も何巻かれてんだ。」




貴『ご、ごめんなさい。助かった。』


そして壁に刺さった剣を見ると

天馬がそちらを向く。
そうすると剣はポスンッと煙になり、霊符になり床に落ちていった。



そしてもう1人の人も出てくる。



有「ちょっとー危ないよ君〜☆
ヒヤッとしちゃったー」


笑顔で言う有馬。


天「......勝手に触んな変態ロリコン野郎。」


睨みをきかせる天馬


有「僕仮にも陰陽頭だよ〜☆?
ダメでしょ大人はもっと敬わないと。
ね、Aちゃんっ。」


そう言ってビシッと指を指してくる有馬。


貴『......はぁ苦笑』


天「行くぞ。」


貴『あ......』


天馬は私の手をとり歩き出す、



有「もーほんと、仲良しだねぇ☆
君ったら、部屋出ていったと思ったら部屋の外で待ってるんだもん、ほんと可愛いよねぇ
☆」


天馬はその言葉を背中に受けて一瞬ギクッとするが、何も無かったようにそのまま歩を進める。


そして2人で部屋を出た。

今だにまだ天馬に引っ張られている状況。


貴『...天馬、(部屋の)外で待っててくれたの?』


天「...たまたまだ。」


そう言って顔を見せずに早歩きで進む。

きっと彼は今も振り返ったら顔を真っ赤にしているのだろうか。

私はそれ以上何も言わずに天馬と歩いていった。

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設定タグ:十二天将 , 双星の陰陽師 , 天馬   
作品ジャンル:恋愛
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Laven(プロフ) - 天馬は土御門有馬のことを有馬とは呼びませんよ。 (2020年10月27日 10時) (レス) id: 6c7fad0c5e (このIDを非表示/違反報告)
徒花 - この作品初めて見ましたが面白かったです!頑張ってください (2019年4月13日 17時) (レス) id: 5d280f12f7 (このIDを非表示/違反報告)
めり(プロフ) - 龍黒点ってことはアニメ沿いなんですね! (2018年12月25日 18時) (レス) id: fff5b31823 (このIDを非表示/違反報告)
Oliver(プロフ) - 蘭花☆♪さん» 漢字変換間違ってましたよね、すみません。後々直していきます。ありがとうございます。 (2017年3月7日 23時) (レス) id: 6215888b9e (このIDを非表示/違反報告)
Oliver(プロフ) - 魚の鱗さん» お疲れ様です。ありがとうっす、その言葉励みにして2章も頑張りますわ。全然大丈夫っすよ〜無理せずに。 (2017年3月7日 23時) (レス) id: 6215888b9e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Oliver | 作成日時:2017年2月9日 8時

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