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第29符 ページ35

あれからというもの、2人は終始無言で着替えとか朝食を済ませたところである。




貴『...これからどうするの?今日1日まだあるけど。もう早めに本部に戻っとく?』

そんな問いかけに天馬はあっけらかんと答える。

天「んなわけねぇだろ。せっかくの休みだ。
昨日言ってた館内の娯楽施設行くぞ。」


そして「さっさと行くぞ。」といい残して早々と部屋から出ていく


貴『えちょ、待って汗』


そして私も急いでキーカードを持って部屋を出た




フロント近くにある、館内の施設案内図を2人で見る。




貴『へぇ、結構色々あるんだね...うわ、乗馬まである、何ここ...。』

それに対し天馬は

天「いいじゃねぇか乗馬。やるか?んん?」



貴『...えっ...いやぁー...汗』



天「なんだ、怖いのか?」


貴『い、いや別にそうじゃないけど...
いいよ、じゃあ乗馬行こう。うん。』


天馬はAのしどろもどろな対応に眉を寄せながらも乗馬の所へ向かっていった。



そして私もその後に続いて歩いて行った。



〜乗馬場〜



隣の建物に移り乗馬場に着いた。

着いて早々、従業員に着替えを促された。
そりゃそうだろう、館内着は浴衣だから
浴衣で乗馬をする人がどこにいるだろうか。

そして天馬とAは、従業員に促され、男女別々の個室に行き浴衣から乗馬用の洋装に着替える。



―――ジャッ。


天馬はひと足早くカーテンを開いて靴も履き替えて乗馬場へ向かう。


天「Aはまだ着替えてねぇのか?んん?」

乗馬場には、男の従業員が何人かいた。
女はいないようだ。

そして近くにいた1人の従業員にたずねた。

従業員「はい、ですがあと少しで着替えを終えられて出てこられると思います。とてもお似合いでしたよ^^」

と、何か意味深に答えてくる。
それに対し何も興味はないという態度で接する天馬。


天「ふぅん、俺は先に乗ってるからな。」


従業員「あっ、手をお貸ししますよ!!」


天「いらねぇ。」


そう言って天馬の為に用意されていた白馬にまたがる天馬。

そして小さく「はっ、」と声をかけ、足を馬の腹に当てる。

そしてパカッパカッといい蹄の音をたてて
天馬を乗せた馬は小走りに走って行く。


どうやら天馬は乗馬が出来るたちのようだ。


そして場内を何周かした頃にAが遅れて個室から出てきて場内に入ってきた。


―――カツン、カツン。


ブーツなので歩を進める度に音が響く。


そして天馬は馬で歩きながらAを見た。

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設定タグ:十二天将 , 双星の陰陽師 , 天馬   
作品ジャンル:恋愛
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Laven(プロフ) - 天馬は土御門有馬のことを有馬とは呼びませんよ。 (2020年10月27日 10時) (レス) id: 6c7fad0c5e (このIDを非表示/違反報告)
徒花 - この作品初めて見ましたが面白かったです!頑張ってください (2019年4月13日 17時) (レス) id: 5d280f12f7 (このIDを非表示/違反報告)
めり(プロフ) - 龍黒点ってことはアニメ沿いなんですね! (2018年12月25日 18時) (レス) id: fff5b31823 (このIDを非表示/違反報告)
Oliver(プロフ) - 蘭花☆♪さん» 漢字変換間違ってましたよね、すみません。後々直していきます。ありがとうございます。 (2017年3月7日 23時) (レス) id: 6215888b9e (このIDを非表示/違反報告)
Oliver(プロフ) - 魚の鱗さん» お疲れ様です。ありがとうっす、その言葉励みにして2章も頑張りますわ。全然大丈夫っすよ〜無理せずに。 (2017年3月7日 23時) (レス) id: 6215888b9e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Oliver | 作成日時:2017年2月9日 8時

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