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第22符 ページ27

石鏡悠斗の放つ今までと違う雰囲気に2人とも会話を止めてそちらを見やる。




天「話なんざする事ねぇだろ。すぐに俺がてめーの首を取ってやるからよ笑」


貴『......汗』



Aは出来れば石鏡悠斗に先ほどの話をして欲しくないので黙ってしまう。



貴(だって...あの事が天馬に、皆に知られたら...私は陰陽師として生きていけるか分からなくなる。クソっ…)



悠「僕の首を取る?
ふはははっ、ちょっと、いくら十二天将最強の陰陽師だとしてもそんな笑いも出ない冗談、やめなよ。君にはこいつらの相手をしてもらうよ?笑
邪魔はされたくないからね。」



そう言って石鏡悠斗は自分で作り出した大量かつ、大型の強いケガレを天馬に差し向けた。



天「はぁ。何体出そうが変わんねえよ。
A、お前いけそうか?んん?」


貴『なめないで。私はあれから強くなった。簡単に負けたりしないよ。』


天「そうか。じゃあいくぞ。」


2人はお互いを見合って力強く頷く。



貴『うん。』


そう言って2人はその場から飛び退き、ケガレ達の方へ行こうとする。

だが、石鏡悠斗が簡単にそうさせてくれるはずもない、Aの前に移動して道をさえぎった。



悠「Aだめだよ、君は僕と話をするんだから。ね?笑」



貴『......(ハッ!!』


そして気付いた時には既に遅し。

Aの周りには正方形の透明なシールドの様なものが張られた。いや、閉じこめられた。


石鏡悠斗の張った結界に閉じ込められてしまったのだ。
そしてその中にはもちろん、石鏡悠斗自身もいるのだ。



天「A!!!―――チッ。汗」


天馬は様子を見てすぐに救出に向かおうとするが意外とザコなケガレでも、足止めにはなるのだ。



貴『結界解放・喼急如律令。』


結界を解放させる術を使うが通じない。


悠「あぁダメダメ。そんな呪力じゃぁこの結界は解けないよ?」


貴(...まずいな汗)


悠「さて、やっと邪魔者がいなくなったところで、話をしよう。笑
さっきの話だけどあの本はどこまで読んだ?
途中?最後まで?笑」


嫌な汗が頬を伝う―――。



貴『答えることも何もない。』


気になってもいるのだが天馬がいるのだ、聞かれてしまった方がまずいだろうと、口を塞ぐ。



そしてすぐに刀を構える



貴『黒鬼・滅陣の雷炎』


そう言うとAの刀から紫色の炎と
黒く電流が走り始める―――。


悠「...はぁ。ろくにも言ったけど、本当に残念だな。話をしてるのに。」

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設定タグ:十二天将 , 双星の陰陽師 , 天馬   
作品ジャンル:恋愛
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Laven(プロフ) - 天馬は土御門有馬のことを有馬とは呼びませんよ。 (2020年10月27日 10時) (レス) id: 6c7fad0c5e (このIDを非表示/違反報告)
徒花 - この作品初めて見ましたが面白かったです!頑張ってください (2019年4月13日 17時) (レス) id: 5d280f12f7 (このIDを非表示/違反報告)
めり(プロフ) - 龍黒点ってことはアニメ沿いなんですね! (2018年12月25日 18時) (レス) id: fff5b31823 (このIDを非表示/違反報告)
Oliver(プロフ) - 蘭花☆♪さん» 漢字変換間違ってましたよね、すみません。後々直していきます。ありがとうございます。 (2017年3月7日 23時) (レス) id: 6215888b9e (このIDを非表示/違反報告)
Oliver(プロフ) - 魚の鱗さん» お疲れ様です。ありがとうっす、その言葉励みにして2章も頑張りますわ。全然大丈夫っすよ〜無理せずに。 (2017年3月7日 23時) (レス) id: 6215888b9e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Oliver | 作成日時:2017年2月9日 8時

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