第21符 ページ26
――――スタンッ。
天「遅くなって悪かったな。怪我はねえか?んん?」
貴『......大丈夫。』
返事をするのに少し間が空いてしまったのはさっきの石鏡悠斗との会話を天馬に聞かれていないか少し様子を窺ってしまったのだ。
そして2人で悠斗が突っ込んでいった方を見る。
――――シュオォォォォォォ
山肌に突っ込んだので土煙がかなり舞っていて視界が悪い。
その中で人影が見えた。
先ほどの天馬の攻撃は完全に石鏡悠斗の不意をつき、急所を狙って上手く直撃したので、かなりのダメージを負っているはずだと、見込んでいた。
だが、さすが陰陽連に危険視されているだけあって上手くダメージを逃がしたようだ。
貴『――――やっぱり。ダメか。』
天「ふぅん?直撃してもアレか。
そういやぁ、お前と一緒に戦うのは数年ぶりか?んん?」
貴『そうね。久しぶりかも。
というか、天馬でも一応飛ばす場所はちゃんと考えるのね笑』
天「んん?そんなの当たり前だろ。風呂ごとぶった切っても良かったけどなァ。
後で有馬の野郎がうるさそうだからな。」
貴『それも、そうだね。』
薄く笑いながら答える。
そう言ってAと天馬は石鏡悠斗を見据える。
――――パラパラ...
土煙の中から石鏡悠斗が歩いてきた。
悠「...十二天将、貴人の鸕宮天馬。
さすがだね、僕も一瞬ヒヤッとしちゃった。笑
それにしても、あんな沢山のケガレを用意したのにもう来ちゃうなんて。凄いねぇ。」
貴『そ、そうなの?汗
大丈夫?
――あ、遅くなったって、そういう事。』
天「あんなザコどもで俺を足止めしようと考えてるなんざ、馬鹿だな眼帯ナヨ野郎。」
貴『......クスッ』
天「何笑ってんだ、んん?」
貴『い、いやネーミングが...笑』
その2人のやり取りを見て石鏡悠斗のイライラが増す。
悠「ねぇ、ちょっと。僕はAと話をしに来たんだ、邪魔しないでくれるかな。
――――殺しちゃうよ。」
113人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Laven(プロフ) - 天馬は土御門有馬のことを有馬とは呼びませんよ。 (2020年10月27日 10時) (レス) id: 6c7fad0c5e (このIDを非表示/違反報告)
徒花 - この作品初めて見ましたが面白かったです!頑張ってください (2019年4月13日 17時) (レス) id: 5d280f12f7 (このIDを非表示/違反報告)
めり(プロフ) - 龍黒点ってことはアニメ沿いなんですね! (2018年12月25日 18時) (レス) id: fff5b31823 (このIDを非表示/違反報告)
Oliver(プロフ) - 蘭花☆♪さん» 漢字変換間違ってましたよね、すみません。後々直していきます。ありがとうございます。 (2017年3月7日 23時) (レス) id: 6215888b9e (このIDを非表示/違反報告)
Oliver(プロフ) - 魚の鱗さん» お疲れ様です。ありがとうっす、その言葉励みにして2章も頑張りますわ。全然大丈夫っすよ〜無理せずに。 (2017年3月7日 23時) (レス) id: 6215888b9e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Oliver | 作成日時:2017年2月9日 8時